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住友重機械工、ベルギーのギヤボックスメーカーを買収へ

 住友重機械工業は15日、ベルギーのハンセン・トランスミッションズ・インターナショナルのグループ会社のうち、産業用ギヤボックスを製造・販売するベルギーのハンセン・インダストリアル・トランスミッションズ社(HIT)の株式を取得し、子会社化することを発表した。

 ハンセンは、1923年にベルギーで設立された減・増速機メーカーで、高いブランド力を有する。その子会社であるHITはアントワープ市近郊の製造拠点を中心として、世界6カ国にアッセンブリー工場を持ち、欧州をはじめ、特に今後の成長市場である資源国の南アフリカ、オーストラリアにおいて強い販売網がある。

 住友重機械工業では、減速機事業をコアビジネスの一つと位置づけ強化しており、産業用ギヤボックスの減速機事業における売上比率は25%を占め、海外売上比率は5割強である。その大半は北米、アジア地域だが、事業規模拡大のためには欧州、南アフリカおよび豪州地域等での売上増が課題で、今回の子会社化により販路を拡大させ、海外における産業用ギヤボックスの売上拡大を図る。


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