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魅力的な企業は?グーグルがトップ維持、工科系ではソニーが4位

 【ストックホルム29日PRN=共同JBN】ユニバーサム社(Universum)は国際的な人材誘引指標「世界で最も魅力的な企業2010年版」(The World's Most Attractive Employers 2010)を発表した。経済、工科系の経歴を持つ13万人近い求職者を対象に調査した。

 初めて世界に向けて発表した2009年に続いて、グーグルがナンバーワンの座を維持したが、今回は4大会計事務所の追い上げが急になっている。2010年は経済部門でランキング上位5社のうち4社を占め、会計監査業界にとっていい年になった。

 ユニバーサム社のマイケル・カリノウスキ最高経営責任者(CEO)は「IT産業が短期的に人気を得た後で、会計、日用品企業が再び人材集団を征服したようだ」と語った。マイナス面は銀行、投資、経営コンサルティング、石油・ガスの各企業で見受けられた。各社はいま、魅力に乏しい企業とみなされるという問題に直面している。

 工科系は引き続きIT企業が優位を占めている。トップ3のグーグル、マイクロソフト、IBMは前年ランクを維持した。注目すべきは日本のソニーの4位とアップルのランク入り。ドイツの自動車メーカー、BMWは自動車業界でなお最強ブランドになっている。米国企業が支配的なトップ10の中で、シーメンスの8位も称賛される。

<世界のトップ10(経済、カッコ内は前年順位)>
1. グーグル(1)
2. KPMG(8)
3. アーンスト・アンド・ヤング(5)
4. プライスウォーターハウスクーパース(2)
5. デロイト(10)
6. プロクター・アンド・ギャンブル(6)
7. マイクロソフト(3)
8. コカ・コーラ(13)
9. JPモルガン(7)
10.ゴールドマン・サックス(4)

<世界のトップ10(工科系)>
1. グーグル(1)
2. マイクロソフト(2)
3. IBM(3)
4. ソニー(7)
5. BMW(4)
6. インテル(5)
7. ゼネラル・エレクトリック(6)
8. シーメンス(8)
9. プロクター・アンド・ギャンブル(10)
10.アップル(新規)

 ランキング一覧は、http://www.universumglobal.com/Top50 を参照。

 カリノウスキCEOは「多国籍企業は現在と将来の労働力縮小という課題の認識を強めつつある。人材補充ルート安定化のために問題を解決するには、人材を引き付けるものと企業ブランド戦略が必要だ」と付け加えた。

 プレスキットの申し込みはメールで、cvm@universum.se へ。

 ▽ユニバーサム社(Universum)について
 ユニバーサム社は企業ブランディング分野に特化した国際的会社。ユニバーサム社は企業がよりよく理解され、現在と将来の理想的な従業員を引き付け確保し続けるために、研究、戦略コンサルティング、通信ソリューションに関する幅広いサービスを提供している。詳しい情報は、 http://www.universumglobal.com を参照。


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