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スピリット社、ゴウ航空の逆噴射装置改修プログラムを受注

 【ウィチタ(米カンザス州)27日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ社(NYSE: SPR)は27日、ブラジルのゴウ・リニャス・アエリアス・インテリジェンテス航空が同航空所有の次世代ホーイング737-700機および737-800 CFM56-7機の逆噴射装置に関するサービスブリテン(SB)に基づく改修737-78-1069/737-78-1079、および改修サービスの独占的提供を受けるためスピリット社を選択したと発表した。

 スピリット社はカンザス州ウィチタにある米連邦航空局(FAA)認定の同社修理ステーションで、これらのサービスを提供する。さらにスピリットは、ブラジルのタンクレドネベス国際空港にあるゴウ航空機メンテナンス施設でコンポジット/構造面での修理能力を開発し、逆噴射装置へのサービスを提供するためにゴウ航空と提携する。

 最後にゴウ航空は、航空機部品製造者承認(PMA)構造スペアパーツを受けたスピリットの機体およびコンポーネントを購入する。これらの消耗および修理可能スペアパーツはゴウ航空所有のボーイング737機、767機のフリートをメンテナンスする際に利用される。

 スピリット社アフターマーケット顧客サービス担当の副社長兼ゼネラルマネジャーであるキャロリン・ハームズ氏は「今回の提携は当社が中南米市場に参入し優れた航空会社であるゴウ航空と提携できる素晴らしい機会である。この契約はスピリット社のアフターマーケット・スペアパーツ販売とコンポーネント受託整備(MRO)の世界的プレゼンスを強化することになる」と語った。

 スピリット社のウェブサイト:www.spiritaero.com

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)について
 米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズは、商用航空機アセンブリーと構成材の世界最大手独立系サプライヤーである。カンザス州にある施設のほか、オクラホマ州のタルサとマカレスター、ノースカロライナ州のキンストン、スコットランドのプレストウィック、英セームルズベリー、マレーシアのクアラルンプールに施設がある。フランスのサンナゼールで新しい製造施設を建設中である。米国での同社の中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼部品が含まれている。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール(MRO)、フリート・サポートサービスを含むアフターマーケット顧客サポートサービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。

 ▽ゴウ・リニャス・アエリアス・インテリジェンテス航空(GOL Linhas Aereas Inteligentes)について
 ゴウ航空はブラジルのサンパウロを本拠とし、世界で最速で成長する低コスト、低料金の航空会社の一つとしての立場を確立した。ゴウ航空は108機の次世代ボーイング737-700と737-800を運航している。同クラスで最も安全かつ快適な航空機で構成される最新で現代的な航空機編成を備え、ゴウ航空の運航は、同社の高い利用頻度と効率を実現する削減されたメンテナンス費用、低燃費によって差別化されている。


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