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日産、鄭州の第二工場完成で生産能力20万台へ拡大

 日産自動車は21日、中国・河南省鄭州市に建設中だった現地合弁会社である鄭州日産汽車の第二工場が完成したことを発表した。同工場の完成で同社における年間生産能力は現在の6万台から20万台に引き上げられる。

 第二工場の建設には、約10億人民元(約123億円)が投じられた。鄭州日産に関する年間の生産能力は20万台に引き上げられるが、同社では今後も更なる追加投資、工場拡張を行っていく方針で、2012年度には24万台に拡大する見込み。

 これらが全て行われれば、中国における日産の年間生産能力は、現在の67万台から、2012年度には120万台に拡大され、成長著しい中国の自動車市場の需要に対応することになる。

 20日に行われた竣工式に出席した日産のカルロス・ゴーン社長は「鄭州日産第二工場の竣工は、我々の中国市場での成長戦略において、非常に重要な意味を持つとともに、さらに高い目標に向かっての第一歩となる。今後、現地化を進めていくことで、地元サプライヤーの発展を促し、さらには同地域における自動車産業の基盤強化にも貢献できると考えている」と述べた。

 日産の中国市場における2010年度(1-12月)の販売計画台数は、輸入車を含め86万台としている。8月までの累計では、ティアナやシルフィなどの乗用車に加え、6月に販売を開始したNV200の好調な販売がけん引し、既に約66万台を販売している。


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