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東芝が漏えい防止技術を新開発、HDD外すだけでデータ無効化

fbz-100810-01.jpg 東芝は10日、ハードディスクドライブ(HDD)における暗号化技術を応用し、HDDを取りはずしたときに記録データを自動で無効化する技術を世界で初めて開発したと発表した。

 今回開発したのは、ディスク上に記録された暗号化データを解読するための「暗号鍵」について、搭載機器から取りはずすなどHDDへの電源供給が断たれた場合に自動で消去し、記録データを瞬時に解読不能とすることで無効化する技術。

 HDD内の記録領域を複数に分割し、各領域について「電源オフ時にデータを無効化する」、「電源オフでもデータは無効化せず暗号化状態で保護する」など属性の設定が可能で、これらの属性をHDD上の領域ごとに組み込むことで、装置に適した情報漏えい対策ができる。

 今後、同社の暗号化機能付きHDDにオプションとして搭載し、パソコンやOA機器からのHDD盗難による情報漏えい防止策や、機器のリース期間終了時や廃却時などのデータ消去を簡単に行う方法として提案していく。


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