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シャープが電子書籍事業参入 次世代フォーマット開発

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次世代XMDFの構成図(画像・シャープ)
 シャープは20日、新たな電子書籍フォーマット「XMDF(次世代)」を開発し、電子書籍事業に参入することを正式発表した。

 XMDFは、シャープが提供する国際標準規格の記述(XML)で作成された電子書籍フォーマットで、09年2月に国際標準として成立している。シャープでは01年から小説や漫画などの一部コンテンツを配信提供している。

 今回新たに開発した「次世代XMDF」はXMDFの進化系。「動画や音声」を含むデジタルコンテンツを閲覧できるほか、文字サイズに合わせて自動で段組みを変えられるレイアウト機能など、編集側の表現性と利用者の読みやすさを高めた。

 また、端末での快適なユーザーインターフェイス(UI)技術と合わせることで、電子書籍の楽しみを一層拡げ、市場の開拓とユーザー層の拡大を狙う。また、1つのコンテンツを、タブレット端末だけでなく、スマートフォンやパソコン、テレビなど複数の機器で閲覧できる「ワンソース・マルチユース」を特長とし、版元側での制作面の負荷軽減を目指す。


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