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ハンブルク、コンサートハウスの上棟式

 【ハンブルク31日PRN=共同JBN】5月28、29日に行われたルーフィング・セレモニー(上棟式)で北ドイツの大都市ハンブルクは、新しいコンサートハウスの「エルブフィルハーモニー」を一般に紹介した。5000人以上のゲストがこのユニークなコンサートハウス建設の実情を知った。スイスの建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計したこの素晴らしい建物はハンブルクの最も新しいランドマークになる。

歴史的な赤煉瓦倉庫のモニュメントであるカイシュパイヒャーA(KaispeicherA)とクールなガラス体の設計の大胆なハーモニーはハンブルクの建築の新しい宝石になるだろう。エルベ川に面した高さ110メートルのこの建物は伝統と現代性を結びつけている。この複合施設は約1700本の強化コンクリートパイルの上に建てられている。なかにはコンサートホールが3、ホテルが1、フラットが45、それに川面から37メートル高いところにあってハンブルクの素晴らしい360度のパノラマが楽しめる公共広場(プラツァ)がある。

 エルブフィルハーモニーの中心には、欧州で最もチャレンジングな建築プロジェクトがある。川面から50メートル高い場所にある2150人収容の音響的にすぐれたコンサートホールである。場所がユニークなので、この建物は前例のない芸術作品とみなされている。

 建設中のいまでも、エルブフィルハーモニーは世界的な注目を集めている。クリストフ・リーベンソイッター芸術監督の下で、世界で最も素晴らしい音楽の場所となることを目指しているのである。この建物は、欧州最大の都市再開発プロジェクトの1つであるハーフェンシティーの一部であり、ブームに沸くこの港湾都市のアイコンとみなされている。さらにこれは、ハンブルク市民の公共精神を浮き彫りにするものでもある。4億ユーロの建設コストのうち7700万ユーロ以上が寄付などの収入でまかなわれているのだ。建設完了は2012年の予定である。
(http://www.elbphilharmonie-bau.de, http://www.elbphilharmonie.de)。


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