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市光工業とミツバ、米国部品製造合弁会社を解散 業績回復望めず

 自動車部品メーカーの市光工業とミツバは、自動車メーカーの北米生産拠点向けに自動車用ミラーなどの部品を製造していた米国の合弁会社、イチコウ・ミツバ・インク(IMIC)を解散することを決定した。

 IMICは、1987年4月設立の市光工業の完全子会社イチコウ・マニュファクチャリング・インクを解散し、2006年12月に、市光工業とミツバ両社が合弁で新たに設立した、市光工業の連結子会社。

 資本金は1200万米ドル(約10億7748万円)で、市光工業が75%、ミツバが25%出資している。IMICの従業員数は124名(2010年4月現在)で、2008年度の売上高は約3000万米ドル(約27億円)。

 同社では、自動車メーカーの北米生産拠点向けに自動車用ミラーやスモールランプ、成形・塗装樹脂部品等を製造、販売していた。しかし、北米における自動車販売の低迷等、市場環境の変化を受け、両社での協議の結果、今後の業績回復は望めないため、このたび同社を解散することとなった。IMICは、本年10月末までに清算を完了する予定。

 市光工業では、経済成長が著しく自動車産業においても大きな需要拡大が見込まれているアジア市場の獲得に向け、国内外の経営資源を戦略的に配分する構造改革を実施する。市光工業は、北米における経営資源の見直しと合わせて、アジアにおける事業のグローバル展開をさらに加速させる。


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