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ボーイング787型機、極限天候下でのテストを開始

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テストを実施する787型機(写真・ボーイング)
 米ボーイングは先月22日、フロリダ州バルパライソで、次世代航空機「787ドリームライナー」の極限天候下での一連のテストを開始した。エグリン空軍基地にあるマッキンレー気候研究所の特別格納庫で、摂氏46度(華氏115度)から同マイナス43度(同45度)までの条件下で787型機をテストを行う。

 同テストでは、787型機を高・低温の環境下に設置した後、フライトテスト担当スタッフが航空機整備規定にもとづき、同条件下での機体準備や運航に必要なプロセスを実行。テストチームはセンサーやモニターを通じて、あらゆるハードウェアとソフトウェアのシステムが予定通りに作動しているかを確認する。

 ボーイングでは最初に低気温下でのテスト、次に高気温下での予備テストを実施する。また、極限天候下でのテストは今後のフライトテストの中で追加実施する予定。

 マッキンレー気候研究所はワシントン州外で2番目となる787ドリームライナーのテスト地点。フライトテスト用の2号機(ZA002)は2月、カリフォルニア州ビクタービルで多岐にわたるテストを実施した。なお、フロリダでのテストは約2週間続く予定。


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