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シャープ、堺・液晶パネルの生産能力倍増へ 4原色技術も

 シャープは16日、堺市の生産集積拠点「グリーンフロント堺」における液晶パネル工場(SDP社)の生産能力を増強すると発表した。液晶テレビの需要増加に対応するためで、7月から、マザーガラスの月の生産量を現在の3万6000枚から7万2000枚に引き上げる。

 同工場では、世界で初めて第10世代マザーガラスを採用。独自の光配向技術「UV2A(ユーブイツーエー)」により、高いコントラストで省エネ性に優れた40型以上の液晶パネルを生産し、世界の液晶テレビメーカーから高い評価を得ている。

 同工場では今後、独自のUV2A技術や、赤・緑・青に黄を加えた4色の画素で表示させる4原色技術などを搭載した液晶パネルを創出。また、さらなるコスト競争力の強化を図り、液晶テレビやデジタルサイネージ用などの大型ディスプレイ市場を切り開くとしている。

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