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ボーイング、787型テスト機いよいよファーストフライトへ

787型
最終分析作業の様子(写真・米ボーイング)
 米ボーイングは現地時間10日、11月30日に実施した機体側部の補強状態(機体強度)を確認する静止テストの最終分析作業と、フライトテスト用初号機での最終ガントレットテストが完了したことを発表した。フライトテスト用初号機は改良部分の確認を目的に実施、この最終テストが完了したことで、ファーストフライトへの準備に着手する。

 静止テストでは、テスト用機体にファーストフライトに向けての必須条項である、主翼と後縁に運航中に想定される最大限の負荷が掛けられた。ボーイングの航空機テストでは、極限負荷テスト前に、全ての負荷テストを実施しそのデータを分析することとしている。極限負荷テストは、来年に予定されている認証への必須条項となっている。

 ボーイングは、6月23日に機体側部の補強が必要であることを発表、主翼と胴体の結合部分34か所の縦通材に新しい器具を取り付けた。787型機チームは、テストフライト用機体の3機と静止テスト用機1機で、その全工程を完了している。

 787型機のファーストフライトは、最終社内確認、米連邦航空局からの承認、地上走行テストを経て実施される。なお、地上走行テストとファーストフライトは、天候状態によって日程が変更になることがある。

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