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日本アキュレイ社長に穂積重紀氏、医療機器販売を拡充へ

 【サニーベール(米カリフォルニア州)17日PRN=共同JBN】放射線外科(ラジオサージェリー)分野のグローバルリーダーである米アキュレイ社(ナスダック:ARAY)は13日、穂積重紀氏が11月1日付で日本アキュレイの代表取締役社長として入社したと発表した。

 穂積氏はアキュレイ入社前はジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社の副社長を務め、ライフスキャン事業部長、インディペンデンス・テクノロジー事業部のゼネラルマネジャーとして働いた。同氏はジョンソン・エンド・ジョンソンの前には、GEメディカル・システムズとアップルジャパンでセールス&マーケティング、ビジネス開発、コーポレート・プランニング、チャンネル・デベロップメントなどさまざまな業務で指導的な役職についた。

 アキュレイ社長兼最高経営責任者(CEO)のユーアン・S・トムソン博士は「穂積氏は大きなグローバル企業では新製品提供で素早い成長と市場の受け入れを進め、比較的小規模の会社で市場シェア獲得のためチームを率いるなどその実績は確かなものであり、日本アキュレイの業務を完全に補完することになる。われわれは同氏を経営陣に迎えることを喜んでおり、これが地域ビジネスモデルの成功と当社放射線外科手術装置サイバーナイフの世界的広がりへの大きな一歩になると見ている」と語った。

 穂積氏はトムソン社長兼CEOに直接業務報告し、日本地域での販売、サービス、マーケティングに全面的な責任を負う。

 日本では現在、21台のサイバーナイフ装置が設置されており、インストールベースで米国に次いで2番目の台数になっている。

 ▽サイバーナイフ(CyberKnife、登録商標)ロボティック放射線外科装置について
 サイバーナイフ・ロボティック放射線外科装置は、身体のあらゆる部位の腫瘍を非侵襲的に治療するため設計された世界で唯一のロボティック放射線外科装置である。継続的な画像誘導テクノロジーとコンピューター制御ロボティック移動技術を利用して、サイバーナイフ装置は治療の全過程でリアルタイムで自動的に腫瘍と患者の動きを追跡、探知、修正する。これによって同装置はピンポイントの精度で高線量の放射線を照射することができるので、周辺の健康な細胞組織への損傷を最低限に抑え、侵襲されやすい頭部や身体に安定化フレームを使う必要がなくなる。

 ▽アキュレイ社について
 アキュレイ(Accuray Incorporated、ナスダック:ARAY)は、本社が米カリフォルニア州サニーベールにあり、がんと診断された人々に生活の質の向上と非外科的治療の選択肢を提供する放射線外科分野のグローバルリーダーである。アキュレイはサイバーナイフ・ロボティック放射線外科装置を開発、販売しており、同装置は脊椎、肺、前立腺、肝臓、膵臓など頭蓋外腫瘍を含めて放射線外科手術の恩恵を拡大する。サイバーナイフ装置は今日まで世界の7万人余りの患者の治療に利用され、現在は米州、欧州、アジアの有力病院に180台が設置されている。詳細は http://www.accuray.com を参照。


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