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カード利用で中国銀聨と提携、南アのFNB

 【ヨハネスブルグ(南アフリカ)17日PRN=共同JBN】南アフリカのファースト・ナショナル・バンク(FNB)は、中国唯一のバンクカード協会である中国ユニオンペイ(中国銀聯、China UnionPay=CUP)との提携を2008年12月に南アフリカ銀行業界として初めて開始した。この提携によって、CUPカードを所持する中国の観光旅行者は、南アフリカのFNBスピードポイント端末での買い物が可能となる。

 現在、CUP決済機能は南アフリカの50以上のパイロット小売店に展開されている。FNBコマーシャルの東アジア責任者のジョージ・ロー氏は「われわれは高級品セクターを対象としたFNB小売店にCUP決済機能を試験的に導入することを選択した。従来、中国人観光客の大半は、高級品セクターで買い物をしている。これまでの結果を踏まえ、われわれはCUP決済機能を当該のFNBスピードポイント小売店にさらに拡大することが、南アフリカで安全かつ便利な手段を旅行者に対して提供すると信じている」と語った。

 2009年1月の南アフリカへの海外からの訪問者は前年比19・9%増で、そのうち中国人訪問者は4811人だった。さらに、中国人旅行者に対するビザ発給の規制が6月に緩和され、団体旅行だけでなく個人が単独で旅行する機会が与えられた。これまでは団体旅行だけに限定されていた。中国のCUPカード所持の旅行者がスピードポイント小売店端末にアクセスできるようになり、訪問者は南アフリカへの旅行を最大限に活用し、同国が提供するすべてを楽しむことが可能となる。

 南アフリカ観光アジア・オーストラリア地域ディレクターのエブリン・マハラバ氏は「中国はわれわれにとって重要な市場である。CUP決済機能の導入によって、中国人が初めて現金やトラベラーズチェックを所持せずに旅行できるのでレジャーとビジネスの目的地としての南アフリカの魅力を向上することになる」と指摘した。

 中国はアフリカを「選択の大陸」と宣言しており、今回の提携のタイミングは、これ以上の時宜を得たことはない。提携により、レジャーとビジネス両方の旅行者は一層シームレスな旅行を体験できる。2010年のワールドカップを控え、安全かつ簡単に取引ができることによって中国人旅行者は数カ月以内に南アフリカで開催される国際スポーツイベントを十分に楽しむ機会を得ることになる。


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