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ボーイング、遠隔空中給油シミュレータ航空自衛隊に納入

 米ボーイングは6日、先月12日にACMEワールドワイド・エンタープライズと共同で遠隔空中給油操作ステーション用シミュレーターを航空自衛隊に初納入したと発表した。

 旧型の空中給油機では、ブーム操作担当者が機体後方の窓越しに受油機を見ながらブームを操作する必要があった。KC-767J型空中給油機を支援するこのRARO IIシミュレーターでは、ブーム操作担当者がコックピット近くにあるカメラアレイや遠隔操作装置を装備したコンソールに座りながら給油できるというシステムのシミュレーションが可能。

 航空自衛隊に納入済みのKC-767J型空中給油機3機はすべてボーイングの最新空中給油ブームとRARO IIシステムを装備しており、今年IOC(初期作戦能力)を獲得して現在航空団にて運用されている。また4機目は2010年初頭に納入予定。

 このシステムでは、KC-767J型機に搭載されたRARO IIステーションや制御装置、操作機器、ならびデジタルカメラを忠実に再現するほか、同空中給油機の胴体下部、給油ブーム、および受油機の画像を正確に映し出す。また、KC-767J型機のカメラアレイからの昼夜間および近赤外線ビューも忠実に再現し、奥行き感覚の向上や高精度の制御が図れるようになっている。

 これらに加えて、このシミュレーターでは給油システムのディスプレーや不具合の記録などにおいてもRARO IIの機能を再現しており、給油コンタクトに止まらない高い訓練能力を誇る。ソフトウェアは、指導教官が他の学生やインストラクターが操縦する空中給油・受油用訓練機と直接かつリアルタイムで交信する将来のDMO支援に向けた設計が施されている。


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