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新日本石油、国産バイオガソリンの生産体制確立

 新日本石油は26日、石油精製を行う新日本石油精製の根岸製油所において、バイオガソリンの原料となるバイオETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)の製造装置を国内で初めて完成させたことを発表した。生産能力は年間10万KL。

 根岸製油所は、2007年4月から輸入バイオETBEを原料としたバイオガソリンを製造出荷している。今回の装置新設により、バイオエタノールを原料とするバイオETBEの製造が国内で初めて可能となった。原料のバイオエタノールは、北海道で製造された国産品を既に調達しており、今後、国産を中心としたバイオエタノールを原料とするバイオガソリンを製造する。

 同装置は試運転を経て、11月末から生産を開始する予定で、生産されたバイオETBEが配合されたバイオガソリンは、東京、神奈川、山梨、埼玉、長野、群馬、栃木の約1000カ所のENEOSサービスステーションで販売される予定。また、根岸製油所以外でも、2010年度以降供給体制が整った製油所・油槽所から順次、輸入バイオETBEを原料としたバイオガソリンの出荷を開始する予定。

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