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三菱重工、米国にガスタービン燃焼器工場建設、来年末稼動へ

 三菱重工業は24日、米国にガスタービン工場を建設する構想をまとめ、最初の取り組みとして、ガスタービンの主要部品である燃焼器の生産工場を建設、2010年末に稼動させることを発表した。

 ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の大幅な需要増が見込める北米において、製造・サービス拠点を確保することが狙い。これによって同社全体のガスタービン生産能力を年間50基まで引き上げていく。

 新工場は、同社の子会社で原動機事業の米国拠点であるMPSA(本社・フロリダ州)が建設・運営する。敷地はジョージア州サバンナ近郊で、約40万平方メートルを確保した。

 燃焼器工場は年内に着工し、同社のガスタービン主力製造拠点である高砂製作所(兵庫県高砂市)と同様の専用ラインを設け、溶接組み立て・加工・コーティングの一貫生産を手掛ける。

 GTCCはガスタービン発電と、その排熱利用による蒸気タービン発電を複合した発電方式で、効率が高く環境保全にも大きく貢献する。同社ではGTCC発電設備のさらなる普及拡大、世界シェア30%以上の確保を目指し、“ガスタービン本体50基体制の構築”を掲げ、現状年間36基の生産能力を増強している。

 米国工場は同計画の実現を担う戦略的拠点として、2011年以降、市況の伸びに応じ、ガスタービンの中核部品製造と本体の組み立てに加え、ガスタービンおよび蒸気タービンのローターやバルブ、その他の大物部品について、補修から改良まで幅広いサービス体制を段階的に整備していく。これにより北・中南米をはじめ、広く全世界の需要に応えていく。


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