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新日鉄、大分製鐵所第1高炉を8月から再稼動

 新日鉄は14日、急激な鉄鋼需要の減少を受けて操業を一時中止していた、大分製鐵所第1高炉について、8月2日から再稼動(火入れ)する予定であると発表した。鉄鋼需要の見通しに緩やかな回復傾向が見受けられ、生産効率、コスト等を総合的に勘案し、決定したと説明。また、コークス炉の一部で実施していた、再稼動が可能な状態で一時休止する「ホットバンキング」についても、高炉の稼動にあわせて適宜解除を検討するという。

 同社では「需要は一部の分野で回復の兆しはあるものの、確かな足取りとは必ずしも言えないことから、今後も国内外の需給・在庫動向を踏まえ実需に見合った慎重な生産対応を図る」と説明しており、同じく操業を一時中止していた君津製鐵所の第2高炉についてはバンキング(一時休止)を継続するという。


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