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エアキャップ・ホールディングス、2億2000万ドル強調達

 【アムステルダム2日PRN=共同JBN】オランダの航空会社エアキャップ・ホールディングス(NYSE:AER)は2日、新型エアバスA330航空機10機の引き渡し前支払いに充てるため、ドイツの州立銀行HSHノルトバンク(HSH Nordbank AG)との間で2億2100万ドルの融資契約に調印したと発表した。

 この融資契約はエアキャップのA330航空機30機の注文にかかわる残余の引き渡し前支払い要件をすべて満たすことになる。注文は2012年までの引き渡し予定で2006年/2007年に発行された。

 エアキャップのキース・ヘルミング最高財務責任者(CFO)は「当社が購入を確約したA330、A320型機全量の引き渡し前資金調達が整ったことを喜んでいる。現行の取引は航空機製造関連融資の有力企業の1社として当社のエアバスA320型機発注にかかわる引き渡し前資金調達、2008年のボーイング・ポートフォリオ取得や当社子会社エアロタービンのための融資などを通じて、これまでエアキャップのビジネスモデルを支援してきたHSHノルトバンクとの関係をさらに強化する」と語った。

 同氏はまた「総計でエアキャップは2008年第2四半期以降の混乱した市場環境下で調達した45億ドルを含め、過去3年間でデット・ファイナンス(債務証券発行による資金調達)により80億ドル強にアクセスした」と語った。

 ▽エアキャップについて
 エアキャップは世界的な総合航空会社で、航空機、エンジンのリース、取引、部品販売で市場をリードする立場にある。エアキャップのポートフォリオは所有、発注、契約あるいは合意あるいは管理下のいずれかである297機の航空機と78基のエンジンで構成される。同社はまた航空機管理サービスを提供し、航空機のメンテナンス、修理、オーバーホール・サービス、航空機分解を行っている。エアキャップの本社はオランダにあり、アイルランド、米国、シンガポール、中国、英国に事務所を構えている。


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