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エレクタのVMATで初治療、大阪市大が前立腺がん患者に

 【大阪3日PRN=共同JBN】大阪市立大学病院は強度変調回転放射線治療(VMAT)と呼ばれるエレクタ(Elekta)社の革新的ながん治療法を導入した。エレクタのシナジーとERGO++治療計画を組み合わせて使うと、VMATは治療時間を大幅に短縮し、正確で正常組織を損傷しない照射療法を施すことができる。

 大阪市立大学病院で初めてのVMAT治療は3月9日に行われた。線量はわずか2Gy(グレイ)で前立腺がん患者に照射され、照射時間は110秒に過ぎなかった。
 石井健太郎講師は「腫瘍と少数の重要臓器の線量制約の設定による計算で、IMRTと同等の線量分布が得られ、何よりもその1回の照射が2分未満で完了することが素晴らしいと思う」と語っている。

 エレクタ・シナジーとERGO++治療計画システムを使ったVMATは、ビームがオンで回転している間、ガントリーの位置、速度、マルチリーフ・コリメーター(MLC)のリーフ、線量率、コリメーターの角度の同時制御を提供する。ERGO++は特殊アルゴリズムを使って高速に線量計算を行い、高度に正確で複雑な計画を可能にして、可能な限り最大の線量が標的に照射されるようにする。

 大阪市立大学病院はVMAT治療を始めた日本で2番目の施設である。最初の患者を3月に治療してから、さらに2人の前立腺がん患者がVMATで治療された。脳腫瘍、頭頚部の腫瘍の治療を開始する計画が現在作成されている。

 石井講師は「日本では近年放射線治療患者数の増加が著しく、放射線治療施設の負担も大きくなっている。そのような状況の中でVMATは、多くの患者に高精度の治療を提供できる画期的な方法だと感じた」と述べている。

 ▽エレクタについて
 エレクタはヒューマンケア会社で、がん、脳障害を治療する大きな技術革新、臨床ソリューションの先頭に立っている。同社は放射線療法、放射線外科の洗練された最先端のツール、治療計画システムと、がん治療の各分野にわたるワークフロー強化ソフトウエア・システムを開発している。

 科学と技術の境界を広げ、ヘルスケア提供者と患者の双方に信頼を提供するインテリジェントでリソース効率のよいソリューションを提供しているエレクタは、生活を改善し、寿命を延ばし、さらには命を救い、将来を現在において可能にすることを目指している。

 現在、エレクタの腫瘍、神経外科ソリューションは世界の約5000の病院で使われており、毎日10万人以上の患者がエレクタ・グループのソリューションに助けられて診断、治療、フォローアップ治療を受けている。

 エレクタの従業員は世界で約2500人。本社はスウェーデンのストックホルムで、同社株式はノルディック証券取引所にEKTAbの記号で上場されている。エレクタに関する詳しい情報はwww.elekta.comへ。


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