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米ジグビー、新環境発電技術「グリーンパワー」開発

 【サンラモン(米カリフォルニア州)29日PRN=共同JBN】世界規模の企業団体としてエネルギー管理、商用、および一般消費者向けアプリケーション分野で無線通信ソリューション標準規格の策定を目指すジグビー・アライアンス(ZigBee Alliance)は29日、環境発電技術で作動する自己出力型装置の世界標準技術の確立を目指して「ジグビー・グリーンパワー」を開発したと発表した。これらの装置は既存のジグビー・ネットワークおよびジグビー・プロ・ネットワークとシームレスに通信し、ケーブルや電池を使用せずに制御装置の作動が可能な、メンテナンス不要で環境に優しい製品を実現する。

 「ジグビー・グリーンパワー」は、ジグビーおよびジグビー・プロの両ネットワークに新たな能力を付け加える。「ジグビー・グリーンパワー」規格は2009年末に会員企業に提供される予定だが、住宅、商業、工業の分野における環境発電を使ったスイッチ、センサー、コントローラーの配備に関し、確立した、競争力のあるマーケットを提供できるのはジグビーだけになる。この環境発電技術によって、メーカーは革新的なジグビー規格準拠製品やソリューションを設計する際に自由度を大きく高めることができる。「ジグビー・グリーンパワー」は、ジグビー・ネットワークおよびジグビー・プロ・ネットワークとシームレスに機能することができるため、以下のようなジグビーの多くの利点をすべて利用できる。

 ―無線ネットワーク:広く普及しているIEEE802・15・4無線規格を採用しているため、多数のサプライヤーを利用できる。
 ―2・4GHz帯:世界共通の動作が可能であり、国ごとに異なる無線周波数帯を使う必要がない。
 ―干渉回避:雑音が多い無線周波数環境でも確実に高性能が発揮する。
 ―障害に強いメッシュ・ネットワーク:ネットワークのセットアップやメンテナンスが容易で、通信範囲が広く、信頼性も高い。
 ―安全:障害に強いジグビーの一連のセキュリティー製品群を利用できる。
 ―認証:ジグビー製品の認証は公平かつ中立に行われる。
 ―オープン規格:1社だけが提供するソリューションと異なり、堅固で価格競争力のある環境が提供される。

 フランスのシュナイダーエレクトリック株式会社で技術革新を担当するフレデリック・バイヤン副社長は「ジグビー標準を新たに充実したことで、ダイナミックな(ジグビー)の企業グループは市場に革新をもたらすことが明らかになった。環境発電装置をジグビー規格のネットワークにシームレスにつなげることで、私たちはメンテナンスが不要で環境に配慮したソリューションを顧客に提供できる」と語った。

 ジグビー・アライアンスのボブ・ハイル会長は「ジグビー・グリーンパワーは、環境エネルギーを利用できる制御およびセンシング製品に対する真の標準を世界に提供する。総合的なジグビー・ネットワークがすでにビジネス、家庭、そして工業環境で自動化やモニタリングを推進しており、これらメンテナンスの不要の装置はネットワークの自由度を大きく高める」と述べた。

 ジグビー・グリーンパワーがジグビー・ネットワークのラインアップに加わることにより、メーカーが利用できるオプションは飛躍的に拡大され、ジグビーの能力も大きく強化される。その結果、ジグビーは、複数の自動化装置をインストールや使用が簡単な単一の無線ネットワークに組み込むための世界標準規格としての指導的立場をさらに強化することになる。ジグビー・ネットワークは、高度な耐干渉性に加え、何千という装置を接続する優れた能力を提供する。消費電力が非常に小さいため、既存のジグビー規格装置は通常の電池で何年も動作可能であり、電力線が不要なだけでなく、比類のないメンテナンスの利便性と設置の自由度を実現できる。

 ▽ジグビー:世界を制御する無線通信管理技術
 ジグビーはまったく異なる機器をつないで互いに協調させ、日々の生活を向上させるための世界的な無線通信言語である。ジグビー・アライアンスは非営利団体で、300社以上の会員企業がジグビー規格の無線技術を開発している。同アライアンスの目的は、ジグビーが世界の家電、エネルギー、家庭、商業、さらに工業用の代表的な無線ネットワーク、センサー、制御の標準規格として世界で採用されるよう推進活動を行うことである。詳しい情報はウェブサイト(http://www.ZigBee.org)を参照。


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