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カンボジア森林局、森林伐採回避カーボン協定に調印

 【プノンペン24日PRN=共同JBN】カンボジア森林局はコミュニティー・フォレストリー・インターナショナル、パクト、テラ・グローバル・キャピタルと提携して、オッダルメアンチェー州の森林伐採回避プロジェクトのカーボン(炭素)クレジットを開発、販売する9つの共同体森林グループとの協定に調印した。このカーボン協定はカンボジア政府との間でも結ばれ、ボランタリー・カーボン・スタンダード(VCS)に登録されるカンボジア初のREDDプロジェクト開発にとって重要な一歩となった。これらの協定は共同体の合法的な森林保有を確保するための数年にわたる努力の積み重ねの結果であると同時に、今後数十年間にわたり森林カーボンを保護するための政府と共同体の協力協定を強固にするものである。

 テラ・グローバル・キャピタルが開発した森林伐採回避という方法論は、VCSが求めている2つの第三者評価のうち最初の評価が終わりに近づきつつある。このプロジェクトは30年間に850万トンの二酸化炭素(CO2)を発生させると推定されている。VCSの「森林伐採からの排出削減(REDD)」カテゴリーに提出されたこの新しい方法論は、参加地域の測定を近代的な遠隔計測画像処理で統合し、現在のカーボンクレジットの測定法の正確さを増大させ、コストを最少化するものである。

 このプロジェクトはすべての参加者の共同作業とサポートによって市場に出される。カンボジア王国政府は共同体森林システムの拡大を可能にする法的、政治的環境をつくり出した。森林局の強力なリーダーシップと参加共同体、NGO、僧侶を含む多様なパートナーの下で、このプロジェクトが地元共同体の暮らしを向上させ、二酸化炭素削減による気候変動からの恩恵を受けられるようにするため、プロジェクトを策定し、技術的なカーボン測定を行うチームが活動している。

 プレスリリース全文はhttp://www.terraglobalcapital.com/News.htmへ。
 パクトに関する情報はwww.pactworld.orgへ。
 テラ・グローバル・キャピタルに関する情報はwww.terraglobalcapital.comへ。


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