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38年ブガッティT57Cクーペ出品、グッディングのオークション

 【サンタモニカ(米カリフォルニア州)9日PRN=共同JBN】米オークション会社グッディング&カンパニーは9日、ブガッティ社の歴史上最重要車種である1938年型ブガッティ・タイプ57Cクーペを条件なしでオークション販売すると発表した。

 グッディング&カンパニーの創業者であるデビッド・ブガッティ社長は「今年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスは、ブガッティ車種に敬意を表すことになり、グッディング&カンパニーはブガッティがこれまで製造した中で最も歴史上素晴らしい車種の一つを条件なしで提供する」と語った。

 ブガッティ工場は創始者エットーレ・ブガッティへの贈り物として、この1938年型ブガッティ・タイプ57Cクーペを当初組み立てたと信じられている。エットーレ・ブガッティが1947年に死亡した後、この車はフランス・モルシェイムにあるブガッティ・ワークショップで保守、保存され、開発が進むにつれて工場でのアップグレードを受けるユニークな一例なった。この車はまたリアバンパーの上にあるホイール・ハブやステアリングホイール上に彫られた有名なEBロゴの出現を含めてほかの1回限りのお化粧を施されて、伝説的なエットーレ・ブガッティの存在を強化してきた。この車だけが持つ唯一の車体構造は、エットーレ・ブガッティの息子のジャン・ブガッティが死亡する前にペンを取った最後の設計の一つであると信じられている。

 シャシー番号57335は、1950年代末にブガッティ工場の手を離れて以来、保護目的の僅かなケアを施されただけで、控えめに使用され、現存するブガッティでは最もオリジナルのままの一台として残っている。

 グッディング&カンパニーによるペブルビーチ・オークション内覧会は、8月12日(水曜日)から16日(日曜日)まで開かれる。土曜日と日曜日夜のオークションは、ペブルビーチ・イクエストリアン・センターでそれぞれ午後5時と午後6時に開かれる。オークションの目録は100ドルで購入できて、2度の下見とオークションへの入場が許される。下見とオークションの一般入場は、1人当たり40ドルでテントで購入できる。
 詳しい情報はwww.goodingco.comあるいは電話(+1-310-899-1960)まで。

 ▽グッディング&カンパニーについて
 グッディング&カンパニーは自動車コレクター市場の人びとに比類ないサービスを提供する。同社はこれまで4回のオークションで、コレクター向き自動車で合わせて1億7800万ドル余りを売り上げ、55台は100万ドル以上、9台は300万ドル余りで落札された。


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