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スピリット・エアロシステムズ、回転信用枠期限延長

 【ウィチタ(米カンザス州)9日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ社(NYSE: SPR)は9日、既存の信用契約の修正を発表した。この修正は特に同社の回転信用枠の満期日を2010年6月から2012年6月まで延長し、回転信用枠の規模を2010年6月から2012年6月末まで4億900万ドルに減らす前に、6億5000万ドルから2010年6月末まで7億2900万ドルに引き上げている。

 追加の短期流動性は既存の6億5000万ドルを上回る資金貸し手の新しいコミットメントから7900万ドルが拠出され、2010年6月末まで利用できる信用力は総額7億2900万ドルになる。この信用枠は2012年6月に満期日を迎える4億900万ドルの基本運用レベルに2010年6月に戻る。

 スピリッツのリック・シュミット最高財務責任者(CFO)は「この修正は追加の短期流動性を提供し、当社の長期的な財務弾力性をさらに強化する。われわれは修正された信用枠の条件に満足しており、このことはスピリットと当社の健全な財務状況に対する貸し手グループの信頼感を反映している」と語った。

 スピリット・エアロシステムズは修正内容を詳細に説明し、添付書類として修正文書の写しを含むフォーム8-Kに関する報告書を米証券取引委員会に提出する。

 ▽スピリット・エアロシステムズ(Spirit AeroSystems, Inc.)社について
 米カンザス州ウィチタに本社を置くスピリット・エアロシステムズ社は、商用航空機アセンブリーと部品の世界最大手独立系サプライヤーである。カンザス州の施設のほか、オクラホマ州タルサとマカレスター、スコットランドのプレストウィック、英セームルズベリー、マレーシアのクアラルンプールに施設があり、米ノースカロライナ州キンストンに新製造施設を建設中である。米国での同社中核製品には胴体、パイロン、ナセル、翼部品が含まれている。さらに同社は北米、欧州、アジアでスペアパーツ、メンテナンス/修理/オーバーホール(MRO)、フリートサポート・サービスを含むアフターマーケット顧客サポート・サービスを提供している。スピリット・ユーロップはエアバスを含む多くの顧客向けに翼構成部品を製造している。


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