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バンカメ・セキュリティーズ、幹部3氏の採用・異動を発表

 【ニューヨーク1日PRN=共同JBN】バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ―メリルリンチ・リサーチは1日、北米経済の責任者としてイーサン・ハリス氏を、米国株式戦略の責任者としてデービッド・ビアンコ氏をそれぞれ採用したと発表した。

 ハリス氏は2003年以来米国に関するチーフエコノミストを務めたバークレイズ(旧リーマン・ブラザーズ)から入社する。ハリス氏は同氏の専門分野で高く評価されており、ごく最近では2008年ウォールストリート・ジャーナル経済予測調査でナンバーワンにランク付けされた。また、同氏は過去6年間、米金融専門誌インスティテューショナル・インべスターの全米債券研究チームのメンバーに指名され、2007年には第2位だった。ハリス氏は北米経済見通しとフェデラルファンドレート(コール金利)の策定・情報交換を担当し、「レート戦略研究チーム」と協力して長期利回り曲線の予想に取り組む。ハリス氏は9月から勤務する。

 ハリス氏は1996年にリーマンに入社する以前、ニューヨーク連銀に9年間勤務した。同氏はその前の数年間、JPモルガンで国際エコノミストとして働いたこともある。同氏は「ベン・バーナンキ議長のFED:グリーンスパン後の連邦準備制度」(Ben Bernanke's Fed: The Federal Reserve After Greenspan)の執筆者でもある。同氏はコロンビア大学で経済学博士号を取得しており、同大学の特別研究員だった。

 ビアンコ氏はごく最近まで米国株式ポートフォリオのチーフストラテジストおよび米国バリュエーション・会計研究の責任者として勤務したUBSから入社する。ビアンコ氏は厳密な分析でよく知られ、米国のポートフォリオ戦略と会計・税務政策の両面でインスティテューショナル・インべスター誌で高い評価を受けているアナリストである。ビアンコ氏の重要な役割にはセクター、業界、サイズ、スタイルを含む米国株式戦略の提言、S&P500種総合株価指数構成銘柄の収益見通し、テーマ別研究の執筆が含まれる。ビアンコ氏は7月から勤務する。

 ビアンコ氏は2002年にUBSに入社する以前、チーフ米国定量ストラテジストとしてドイツ銀行で、上席株式アナリストとしてクレディ・スイス・ファースト・ボストン(CSFB)で勤務した。また、ビアンコ氏は2005年以来、FASB(米国財務会計基準審議会)の財務会計基準諮問委員会(FASAC)のメンバーである。同氏はペンシルべニア大学ワートン校を卒業、経済学の学位を取得している。CFA協会認定証券アナリストでもある。

 ハリス氏とビアンコ氏はニューヨークを本拠地とし、直属の上司はバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ―メリルリンチ・グローバル・マクロ・リサーチの責任者アダム・クイントン氏になる。

 バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ―メリルリンチ・リサーチはまた、質の高い詳細な米国・グローバル株式アロケーション戦略を策定するため、グローバル・マクロ・グループ組織内における幹部の戦略的交代を発表した。これらの異動にはマイケル・ハートネット氏の研究投資委員会(RIC)の委員長への任命が含まれる。RICはグローバル・リサーチ・プラットフォーム上で最良の投資アイデアを特定し、RIC報告書を作成する任務がある。この役割でハートネット氏はグローバル・ウエルスマネジメント・ストラテジストのジョー・ジドル氏のサポートを受ける。ハートネット氏はチーフグローバル株式ストラテジストにも任命され、当初は同部門全体の上席地域株式ストラテジストと協力してグローバル株式アロケーション開発活動に当たる。

 クイントン氏は「ハリス氏とビアンコ氏のような能力のある人物を当社の研究チームに迎えることを非常に喜んでいる。また、ハーネット氏があらたな任務も引き受けてくれたことに感謝したい。これら3人のプロはすべて市場と経済に関する幅広い知識を有しており、適度のレベルの投資節度、知的推進力、クライアントの主要な関心事項を浸透させるだろう。これらはポートフォリオを多様化してローカルあるいはグローバルな投資を行う個人および機関投資家のクライアントの希望に沿う画期的な投資アイデアをわれわれが確実に生み出すために必要だ」と語った。

 バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ―メリルリンチ・リサーチの目標は、最高のグローバルリサーチ・フランチャイズになり、クライアントに優れたサービスと付加価値投資を見抜く力、アルファを生み出す投資提言を提供することである。2009年1月以来、バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ― メリルリンチ・グローバルリサーチは世界で35人以上のアナリストを採用した。研究チームは約3000の持ち株証券発行企業と850の社債発行企業に提言を行っている。また、このグループは約60カ国の経済予測と40通貨に関する提言を行っている。

 ▽バンク・オブ・アメリカについて
 バンク・オブ・アメリカは世界最大級の金融機関で、あらゆる銀行業務、投資活動、資産運用、その他の金融・リスク管理商品とサービスを個人顧客や中小企業、大企業に提供している。同社は6100以上の小口金融を扱うオフィスと約1万8500台のATM、およそ3000万の人々が実際に利用する受賞歴のあるオンライン銀行業務を通じて、約5500万の消費者および中小企業と取引関係を維持し、米国で比類のない利便性を提供している。バンク・オブ・アメリカは世界有数の資産運用企業で、広範な資産クラスにわたる企業金融と投資銀行業務・取引のグローバルリーダーとして、世界の企業、政府、機関、個人を対象とするサービスを提供している。

バンク・オブ・アメリカは革新的で使い勝手の良い一連のオンライン商品とサービスを通じて400万以上の中小企業オーナーに対して業界をリードするサポートを提供している。同社は150カ国余りの顧客にサービスを提供している。バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの株式(NYSE:BAC)はダウ・ジョーンズ工業株平均の構成銘柄であり、ニューヨーク証券取引所に上場されている。

 「バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ」はバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションのグローバル銀行業務とグローバルマーケットビジネス用のマーケティングネームである。融資、デリバティブ、その他の商業銀行活動はFDIC(米連邦預金保険公社)会員のバンク・オブ・アメリカN.A.を含めバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの系列銀行が行う。証券、金融顧問、その他の投資銀行活動は、FINRA(米金融取引業規制機構)とSIPC(米証券投資者保護公社)のブローカー/ディーラーおよび会員として登録されているバンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズLLCやメリルリンチ・ピアス・フェナー&スミス・インコーポレーテッドを含め関連投資銀行(「投資銀行関連会社」)が行う。投資銀行関連会社が提供する投資商品は「FDICの保険はなく、価値を失うかもしれないし、銀行が保証するものではない」。
www.bankofamerica.com


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