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米ビジオが特許侵害で船井電機を提訴、バージニア州で

 【アーバイン(米カリフォルニア州)21日PRN=共同JBN】米国におけるフラットパネル高精細テレビ(HDTV)の第1位出荷企業であるビジオ社は21日、デジタルテレビと関連部品のディストリビューターである船井電機株式会社と全額出資子会社のフナイ・コーポレーションが同社特許を侵害したとして、米バージニア州東部地区連邦地裁に提訴したと発表した。

 ビジオ社(本社米カリフォルニア州アーバイン)は訴えの中で、船井電機が単独および他社と協力して高精細テレビの製造、輸入、販売・流通でビジオ社の特許(複数)を侵害していると訴えている。船井電機はフィリップス、マグナボックス、エマーソン、シルバニア、シンフォニックなどブランドネームの市場シェアを減らすため、HDTVを製造、販売・流通しているという。

 ビジオ社は、船井電機が高精細テレビの特許を侵害して輸入、販売することに差し止め命令を求めており、同時にこれまでに特許を侵害して数百万台を販売したことに対して損害賠償を求めている。

 ビジオ社の共同創業者で販売マーケティング・コミュニケーション担当のレイニー・ニューサム副社長は「船井電機のそれとは違って、当社の特許ポートフォリオは米特許商標局(USPTO)から拒否されたことはない。われわれビジオ社社員は知的所有権の権利を尊重しており、外国の競争企業が当社の知的所有権を不正利用することを擁護するものではない」と語った。

 ▽ビジオ(VIZIO)について
 ビジオ社(本社米カリフォルニア州アーバイン)は「ビジョンがバリューと合致する」をモットーとする米国のHDTV・家電企業である。ビジオ社は2007年北米で最も売れたフラットパネルHDTVのブランドとしてトップに躍り出て、10年ぶりに米国のテレビ販売の主要部門をリードする米国初のブランドとなった。同社のHDTV出荷は2007年以来北米でトップにランクされており、2009年第1四半期にはまた20%を超える市場シェアで1位になっている。同社は実践的イノベーションによる価値を付けて、機能豊富なフラットパネルテレビを市場に投入することにコミットしている。同社は新型XVTシリーズを含むさまざまな受賞歴のあるプラズマとLCD高精細テレビ(HDTV)を提供している。同社製品はコストコ・ホールセール、サムズクラブ、シアーズ、ウォールマート、ターゲット、BJズ・ホールセールその他の全国の小売店と認定オンライン・パートナーを通じて販売されている。ビジオ社はコンピューターズ・アンド・エレクトロニクスのトップ500社のナンバーワン、グッドハウスキーピングのベスト・ビッグスクリーン、CNETのホリデー・グッズのトップ10ホリデーギフト、PCワールドのベストバイなど数多くの賞を受賞している。詳細は電話888-VIZIOCEもしくは www.VIZIO.comを参照。

 The V、VIZIO、Where Vision Meets Valueの名称、句、シンボルはVIZIO Inc.の商標もしくは登録商標である。その他の商標はそれぞれの所有者の財産であり得る。


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