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アジア地域大学ランキング、QS.comが公表

 【ロンドン12日PRN=共同JBN】アジア地域の優秀大学がこのほど、英出版社タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)とともにQS世界の大学ランキングを編さんしているQSクアクアレリ・シモンズ社(QS Quacquarelli Symonds Ltd.)が評価した第1回地域ランキングで明らかになった。

 QS.comで公表されている「アジア大学ランキング」では、5カ国が最上位10ランクを占めた。

   大学/国・地域
1位 香港大学/香港
2位 香港中文大学/香港
3位 東京大学/日本
4位 香港科技大学/香港
5位 京都大学/日本
6位 大阪大学/日本
7位 国立特殊大学(KAIST)/韓国
8位 ソウル国立大学/韓国
9位 東京工業大学/日本
10位 シンガポール国立大学(NUS)/シンガポール
10位 北京大学/中国

 QS.comアジア大学ランキングに入った、残り6カ国の上位アジア地域大学は次の通り。

   大学/国・地域
22位 台湾大学/台湾
30位 インド工科大学ボンベイ/インド
30位 マヒドル大学/タイ
39位 マラヤ大学/マレーシア
50位 インドネシア大学/インドネシア
63位 フィリピン大学/フィリピン

 QSのヌンジオ・クアクアレリ社長は「QS.comアジア大学ランキングは、優秀さの評価で同地域に関連する基準を重視した。同地域の他の大学と比較すれば、優秀な大学が質だけでなく研究における高い生産性の面でも目立っている」と語った。

 QSのリサーチ部門責任者のベン・ソーター氏は「こういった地域別ランキングの利点は、グローバルなレベルではなく一つの地域の大学を比較する際に、付加要素を加味することで、より深く状況を把握できることである。例えば、第1言語が英語でない国では、国際化に関する重要な取り組みとして学生の交流を利用している。この点はQS.comアジア大学ランキングに反映されている」

 「こうした調整は、(ランキングの)結果に影響を与えるのは不可避である。香港、日本、シンガポールの大学のポジションは予想されたものではある。しかし、世界ランキングと対比して韓国の大学がより優秀な成績を修めたことは、世界的にまだ十分に認知されていないものの、同地域では周知の強みがあることを示唆している」と述べた。

 ランキングの詳細や、THE-QS世界大学ランキングとQS.comアジア大学ランキングとの方法論上の主要な違いについては、http://www.topuniversities.comを参照。


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