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東京ガスが扇島工場にLNGタンク建設、貯蔵能力拡大

 東京ガスは27日、扇島工場(横浜市鶴見区)に貯蔵能力が世界最大となる25万klのLNGタンク1基を建設すると発表した。天然ガスの需要拡大に対し供給の安定性を高めるため建設されるもので、稼動すれば同工場のLNG貯蔵能力は現在の60万klから85万klに拡大する。建設は清水建設、IHIおよびIHIプラント建設が共同で行う。着工は2009年11月で、2013年10月の完工予定。

 建設するLNGタンクは、従来の20万klタンクと同じ直径で、深さを12.5m深くすることにより、世界最大となる25万klの貯蔵能力を実現する。これまでは20万klタンクが世界最大だったが、この25万klタンク1基で、一般家庭の年間使用量約36万件分に相当する都市ガスを供給することが出来る。

 扇島工場は1998年に稼動を開始。2003年に3号LNGタンク(20万kl)が稼動しているが、4号LNGタンクの完成により、同工場のLNG貯蔵能力は現在の60万klから85万klに拡大する。また東京ガス全体としては、37基目のLNGタンクとなり、貯蔵能力は現在の336万5000klから361万5000klに増強する。
 なお建設するLNGタンクは、従来の完全埋設式地下タンクと同様に、ドーム型の屋根に沿って盛った土を緑化する覆土式の地下タンク。土地の有効利用が図れるほか、周辺環境との調和を保つことが出来る。


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