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三洋電機、約60億円投じてHIT太陽電池セル生産力増強へ

三洋電機
HIT太陽電池・二色の浜工場新棟(左、写真・三洋電機)
 三洋電機は、太陽光発電の需要拡大に対応するため、HIT太陽電池セルの生産拠点である二色の浜工場内(大阪府貝塚市)に約60億円投じて新棟を建設し、生産能力の増強をはかる。新棟は延床面積1万8000平方メートルの3階建。2009年10月に完工し、2010年末稼動を予定している。

 現在、HIT太陽電池セルの生産は、二色の浜工場と島根三洋電機(島根県雲南市)で行っており、あわせて340メガワット(MW)の生産能力を有する。今回の二色・浜工場の増強に合わせて、島根三洋電機の既存工場でも設備を増設することで生産能力を高める。2010年度には、二色の浜工場と島根三洋電機をあわせて600MW程度の生産能力を目指す。

 三洋電機はHIT太陽電池において、三洋独自に事業展開をはかり、2020年度にはHIT太陽電池で、2ギガワット(GW)の生産規模へと拡大する計画。一方、薄膜太陽電池については、1月23日に設立した、新日本石油との対等出資による合弁会社「三洋ENEOSソーラー株式会社」で事業を展開している。


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