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コンテンツ採用には画質が問題、アンバーフィン社の調査

 【ロンドン27日PRN=共同JBN】英アンバーフィン社(AmberFin)が実施した最近の放送業界に関する世論調査によると、携帯電話やPCなど新しい視聴機器でコンテンツを採用するのに依然として大きな障害になっているのは画質の悪さである。また、調査対象になった専門家の70%は、複数の視聴機器向けに大容量のコンテンツを再利用、配信することに関係する品質とコストの問題によりこの業界はインターネットやビデオオンデマンド(VoD)、携帯電話がもたらす新たな市場機会を利用できないでいるということで意見が一致している。

 ビデオコンテンツの現在の画質は視聴者の期待に応えておらず改善の必要があるという点でも回答者の意見は一致している。調査に応じた業界専門家の35%強は、ブロードバンド接続のPC経由で見た画質は不良あるいはせいぜい普通であると評価し、携帯電話あるいはハンドヘルド機器による体験でも28%が同様に失望感を表明した。

 専門家はコンテンツの採用には画質の向上が極めて重要であり、新たな収入の創出および魅力的なサービスと本質的に関連すると考えている。コンテンツと代金の関係を問われると回答者の33%は高品質のビデオだけが有料の視聴者を引き付けると答えた。さらに、約半数(44%)は画質が向上すれば視聴者は携帯電話でもっとコンテンツを見るだろうと答えた。

 アンバーフィンのジェレミー・ディーナー最高経営責任者(CEO)は「コンテンツを消費する場所と時、方法は劇的に変化したが、画質は依然として(コンテンツ)採用の極めて重要な要素だ。これこそはアンバーフィンが重要な役割を果たす領域で、当社のiCRソフトウエア・ツールは新しいコンテンツと保存されたコンテンツをデジタル化、変換する。市場をリードする当社のR&D・エンジニアリングチームを通じて、われわれはSDコンテンツとHDコンテンツの両方に向けて高品質の画像を生産することができ、一連の視聴機器用ビデオコンテンツの鮮明な画像、コントラスト、カラーを実現する」と語った。

 アンバーフィンのiCRは市場で最高の画像処理アルゴリズムを提供してきた伝統があり、すべてシングルソフトウエア環境の中で高品質のファイルベースのマスターを制作し、品質管理レビュー機能があり、複数フォーマットへのユニークなファイル変換を達成すると同時にビデオコンテンツの複数プラットフォーム・バージョンを準備する。

 この業界調査は2008年9月のIBC国際会議・展示会で実施され、放送業界のさまざまな分野の総数100人の専門家を対象に調査を行った。この研究の詳細は求めに応じて提供される。

 ▽アンバーフィン(AmberFin)について
 アンバーフィンはコンテンツオーナーが収入増、支出減、時間節約、互換性問題の解決を図りながら、所有するテレビ、映画、ビデオのコンテンツの価値をキャプチャーから配信まで最大化することを可能にしている。アンバーフィンiCRは過去4回技術部門でエミー賞を受賞しており、所有者の持つコンテンツを顧客が求めるコンテンツに変換する上で重要な役割を果たす。アンバーフィンiCRは、新規と保存されたコンテンツをデジタル化し、変換するオープン規格で将来を保証するプラットフォームとして、インターネット、VoD、テレビ、モバイルその他の小型スクリーンを持つ機器など複数の配信プラットフォームで、より小さいファイルサイズにして最高品質の画像を配信する。アンバーフィンは既にiCRシステムを100以上出荷しており、デジタル化とコンテンツの再利用でソニー、NBA、ターナー・ブロードキャスティング、BT、チャンネル4、RTM、ワーナー・ブラザーズを含む世界トップ企業の信頼を得ている。

 アンバーフィンはアドベント・ベンチャー・パートナーズが出資した非上場企業であり、スネル&ウィルコックス・グループの一部である。本社は英国のベイジングストークにある。詳細はhttp://www.amberfin.comを参照。


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