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新CEOにクリステンセン氏、ガルフ・ナビゲーションが任命

 【ドバイ12日PRN=共同JBN】ペルシャ湾の有力海事・海運サービス企業であるガルフ・ナビゲーション・ホールディングPJSC(DFM:GULFNAV)はこのほど、同社最高経営責任者(CEO)にパー・ウィストフト・クリステンセン氏を任命したと発表した。

 クリステンセン氏は欧州、アジア、米国で29年の経験があり海事・海運分野におけるその豊かな経験をガルフ・ナビゲーションにもたらす。

 クリステンセン氏は幅広いリーダーシップの経験を有する老練な海運専門家である。同氏はトランスペトロル(ベルギー)のマネジングディレクターを務め、それ以前はデンマークのエスビエル港の代表で、さらにD/SノルデンA/S、トロ・エナジー・サム、APモラー・グループといった世界の著名な海事・海運企業に勤務したことがある。クリステンセン氏はスカンジナビア国際研究所(コペンハーゲン)でMBAを取得し、数カ国語を話す。

 ガルフ・ナビゲーション・ホールディングPJSCの会長でエンジニアのアブドラ・アル・シュライム氏はこの人事についてコメントし、「クリステンセン氏がガルフ・ナビゲーションに加わったことを喜んでいる。海事・海運における同氏の経歴は極めて貴重だ。クリステンセン氏は創造的かつ革新的で高度の専門家であり、経験が豊富だ。クリステンセン氏という人材を得たわれわれは最高のチームであり、海事ビジネスのあらゆる分野で堅実な成果、好業績、目覚ましい成長を実現する決意だ。実際、われわれは個人的資質と経験が当社のファンダメンタルズ(基礎的条件)と事業の価値を反映するようなCEOを任命したのであり、同氏のリーダーシップが会社に最善の結果をもたらすと確信している」と語った。

 クリステンセン氏は今回の任命について「ガルフ・ナビゲーション・ホールディングPJSCが目覚ましい成長を遂げているこの時期に同社に加わることを非常に喜んでいる。やりがいがあり急成長している海運市場でガルフ・ナビゲーションはごく短期間のうちに大きな勢いを得た。私は私自身の新しい役割で地域が提供する有望な機会を捉え、ガルフ・ナビゲーションが株主に対する魅力的なリターンを維持することを楽しみにしている」と語った。

 クリステンセン氏は2009年2月1日に正式に就任する。

 ガルフ・ナビゲーション・ホールディングPJSC・グループ企業と事業部門は原油タンカーとクリーン石油製品およびケミカルタンカーを保有、運行している。ガルフ・ナビゲーション・ホールディングはドバイに本社を置くISO9001:2000認定企業で地域の有力海事・海運企業である。同社は世界で活動するアラブ首長国連邦の持ち株会社で、11の専門子会社を保有している。同社はタンカー19隻を保有し、VLCC(超大型タンカー)、ケミカル・製品タンカーをチャーターしている。また、同社は数多くの世界的な造船会社の総代理店になっており、海事・海運企業としてドバイ金融市場に上場されている唯一の企業である。


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