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三菱電機、シンガポールと台湾の次期商用通信衛星受注

三菱電機
ST-2イメージ(写真・三菱電機)
 三菱電機は2日、シンガポールテレコムと中華電信(台湾)の海外通信2社から、両社が打ち上げる次期通信衛星「ST-2」の製造を受注したと発表した。日本のメーカーが自社製国産標準衛星バスを受注するのは初めて。

 「ST-2」の提案には、三菱電機の国産標準衛星バス「DS2000」を用いた。「DS2000」は、NASDAの技術試験衛星Ⅷ型「きく8号」をベースに開発したもので、「DS2000」を採用した衛星の運用実績(軌道上実績)として、国土交通省・気象庁の運輸多目的衛星新2号「ひまわり7号」と、スカパーJSATの「スーパーバードC2号機」がある。信頼性を確保しつつコスト削減が可能で、シンガポールテレコムと中華電信から納期や契約形態を含めて総合的な評価を得て、受注に至った。
 
 今回の受注により、三菱電機は「DS2000」で国際商用通信衛星市場に初めて参入することになる。


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