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個人識別カード作成マシン、独ナノセクがパリ展示会で発表

 【パリ4日PRN=共同JBN】ドイツのハイテク企業ナノセク(Nanosec GmbH)は今週フランスのパリで開催される「2008年カード&ID展示会」(2008 Cartes & IDentification Exhibition)で世界最小、最高速の卓上型レーザー・パーソナライゼーション・マシン「IDフォース」(IDForce)を発表する。

 このマシンは銀行カードや国民識別カード(ナショナルIDカード)のように分散型カードに、確実にレーザーで刻印するのに最適である。この確実なカード・パーソナライゼーション・ソリューションは、レーザー光線誘起化学反応による最高1600dpi(ドット/インチ)の高解像度写真画像を持つテキスト、バーコード、署名、触覚文字、その他のグラフィックス、セキュリティー・エレメントを生み出す、深い透過度と長期間の安定性という比類のない能力を有する最先端光ファイバー・エングレービング(刻印)技術を使用している。

 IDフォースは印刷されたあるいはパンチされた番号を読み取る、あるいはブランクカード上の特定の登録マークを識別する内部照明とカメラ機能を備えている。IDフォースは印刷直前のさまざまなテキストや画像に自動的にキャプション(短い説明文)を配置する。この精巧な位置決めシステムは印刷されたテキスト、画像、マシンで読み取る情報を確実に、正確に配置する。

 卓上型IDフォースは統合RFID接触型チッププログラミング技術を使用して非接触型チップカードと接触型チップカードの両方に対応できる。さらに、IDフォースはマグストライプ(HiCoとLoCo)カードのパーソナル化が可能で、付加的なセキュリティー機能を提供しクラス最高の安全なカード・パーソナライゼーションを確保している。

 このマシンは交換前に少なくとも3万時間連続使用できる最新の光ファイバー技術を使用しており、IDカードのパーソナル化のための消耗品を必要とせず、カード1枚当たりのコストを大幅に節減する。またこのマシンは、内部の稼働メカニズムなしにIDカードの両面をパーソナル化できる特殊技術も採用している。

 デザインと価格の2つの点でマシンはメンテナンスの手間がかからない分散型、高セキュリティー・レーザー・パーソナライゼーション技術を展開しようとする顧客には理想的なソリューションになっている。

 ナノセク(Nanosec GmbH)はドイツのハイテク企業で、パスポートやIDカード、ビザ、クレジットカードなど高セキュリティー文書の作成とパーソナル化のための機器、マシン、技術を設計、製作、生産、販売しており、前述の分野とトレーニング、その他すべての関連サービス向けにナノテクノロジーとライセンス生産技術を活用している。


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