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完全集積1GHzチューナー、アナディジックス社が発売

 【ウォレン(米ニュージャージー州)21日PRN=共同JBN】米アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は21日、今日の高密度負荷CATVシステムに明瞭なデジタルビデオを提供するため、類のない高リニア性能と低ノイズを供給する完全集積1GHzチューナーであるAIT1042の発売を発表した。このデバイスの高レベルのパフォーマンスと機能の集積は、小型パッケージサイズと使い易さと結びついて、新世代のデジタルビデオ受信機に使用する理想的選択肢となる。

 高集積AIT1042はCATVとHDTVチューナー、セットトップボックス・チューナー、PCTVカードの利用するため開発されたもので、ボードレイアウトの過敏性を最小化し、完ぺきな受信機ソリューションに必要な外部回路の量を減らし、ボードレイアウトスペースを最小限にとどめる。この新しいRFチューナーはRFゲインコントロール付きアップコンバーター、ダウンコンバーター、ゲインコントロール付き中間周波数(IF)チューナー、2つの電圧制御発信器(VCO)、デュアルシンセサイザーを含み、すべて一つの7ミリx7ミリx1ミリ表面実装パッケージに集積される。

同社のAIT1042は+5Vの単電源で動作し、78dBのゲインを生み出すとともに50から1000MHzのRF入力信号を35から50MHzのIF出力に変換する。デバイスは幅広いゲインコントロール値域に対して例外的に高いリニア性と低ノイズを保持し、40dBのRF入力とIFアンプにおける45dBまで調整可能である。オンチップの発信器(オシレーター)タンク回路が部品の数を減らし、事後の何らのアッセンブリー・マニュアル調整の必要性はない。

 アナディジックスのロン・マイケルズ上級副社長兼ブロードバンド・ビジネス部門ジェネラルマネジャーは「業界は1GHzのインフラストラクチャーとオールデジタル・コンテンツに移行しているので、この新しいチューナーは今日の消費者が求める高品質ビデオをサポートする必要のある例外的レベルのパフォーマンスを提供する。さらに、AIT1042で達成した極めて高レベルの集積度は、PCTVチューナーカードやマルチプルチューナー・セットトップボックスなどスペースに敏感なアプリケーションの利用に理想的となる」と語った。
 AIT1042は5000ユニット量で発売時、1個当たり3・88ドルの価格で即日入手できる。デバイスの評価ボードと完ぺきなチューナー復調装置のレファレンス設計もまた利用可能である。

 製品の使用などは以下のサイトを参照。
 www.anadigics.com/products/cable_broadcast/integrated_tuners/ait1042
 さらに詳しい情報は、アナディジックスの電話(908-668-5000)、ファクス(908-668-5132)あるいは同社ウェブサイト(www.anadigics.com)まで。

 ▽アナディジックス(ANADIGICS, Inc.)について
 アナディジックス社(ナスダック:ANAD)は、急成長しているブロードバンド無線・有線通信市場における半導体ソリューションの有力プロバイダーである。同社は1985年に創設され米ニュージャージー州ウォレンに本社がある。受賞した製品はパワーアンプ、チューナー集積回路、アクティブ・スプリッター、ラインアンプ、その他部品などで、統合無線周波数・フロントエンドモジュールとして単品もしくはパッケージで販売される。詳細はウェブサイト(www.anadigics.com)まで。


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