日立、クウェートに分速600ｍの超高速エレベーター出荷
日立製作所と、シンガポールにおける同社の昇降機製造サービス会社、日立エレベータエンジニアリング（シンガポール）は共同で、クウェートの大手デベロッパー、アジアル・リアル・エステイト・アンド・エンターテイメント社から、クウェートに建設を進めている、地上高４１２メートルのクウェート最高層複合ビル「Ａｌ Ｈａｍｒａ Ｍｉｘｅｄ-Ｕｓｅ Ｃｏｍｐｌｅｘ（アル・ハムラ・ミックスド・ユースコンプレックス）」向けに、中東最高速となる分速６００メートルの超高速エレベーター４台をはじめ、ビル内の全昇降機４７台を受注し、１０月末から順次出荷を開始すると発表。
今回、日立が受注した昇降機は、エレベーター３９台とエスカレーター８台の合計４７台で、「Ａｌ Ｈａｍｒａ Ｍｉｘｅｄ-Ｕｓｅ Ｃｏｍｐｌｅｘ」内の昇降機全数となる。３９台のエレベーターのうち４台は、分速６００メートル、積載質量３０００キロ（４０人乗り）、昇降行程２４７メートルの超高速・大容量機種で、中東における最高速のエレベーターとなります。このほか、１３台が分速３００ｍ以上の超高速機種であり、この超高層ビル内の高速移動を支える。
今回受注したエレベーターシステムには、強風に伴うビルの揺れによるトラブルを防ぐ、日立独自の強風時管制運転システムを採用したほか、エレベーターの高速運転時の揺れを抑制して、快適な乗り心地を実現するアクティブガイド装置を搭載している。
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- ［製造全般］日立、クウェートに分速600ｍの超高速エレベーター出荷 2008/10/07 火曜日
