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シボレー・クルーズ、10月パリモーターショーで初公開

 【デトロイト(米ミシガン州)21日PRN=共同JBN】今年10月にパリ・モーターショーで世界初公開されるシボレーの全く新しいクルーズ(Cruze)セダンの最初の写真は、魅力的なデザインと価格が相互排他的でないことを立証するダイナミックな4ドア・クーペを浮き彫りにしている。

 来年3月に欧州で発売されるクルーズは伝統的なセダンを大胆に再解釈し、すべての新製品についている金色の蝶ネクタイがトレードマークになりつつあるシボレーの新しいグローバルデザイン言語が特徴である。

 クルーズのアーチ型ルーフラインは急傾斜したウインドシールドから緩やかに傾斜したリアピラーと短いリアデッキに延びており、コンパクトセダンにクーペのようなプロポーションをもたらしている。

 大半の競合車種よりも横幅と長さが大きいクルーズは、厳しく絞り込んだ車体の外縁にハンドルを据え付け有意のスタンスを保っている。著しく引き締まった車体パネルの装備と控えめな外装品の使用は「個体から切り取った」外観を呈し高級感を高めている。
 クルーズのドラマチックな外形は大胆なフロントのスタイルと調和し、フロントコーナー周辺を包み込み、矢のようにフェンダーとボンネットにまで上方に曲がる大型ヘッドランプ収容機能を備えている。その他の際立ったデザインテーマには凹型のショルダーライン、二重構造の格子、「ホイールズアウト/ボディーイン」スタンスが含まれる。車内はシボレー・コルベットスポーツカーで初めて採用された「ツインコックピット」デザインモチーフが特徴である。

 チーフデザイナーのキム・テワン氏は「クルーズのデザインでわれわれの目標は革命的であることよりも大胆さだった。われわれは大きな一歩を踏み出して世界中にシボレー製品に関して強力なメッセージを送ることを望んでいた」と語った。
 パリ・モーターショーの来場者はシボレーのデザインの進化がクルーズのインテリアの質にも反映されていることを知るだろう。粒状の表面、ソフトタッチの素材、光沢の少ない装飾パネルの使用は、清潔で調和のとれた外観と調和する高級な雰囲気を確保している。

 欧州での発売時にクルーズは吸気・排気の両サイドに可変バルブタイミング(VVT)機能の付いた16バルブ、1・6リッター(112HP/82kW)、1・8リッター(140HP/103kW)ガソリンエンジン機能を備え、燃費の向上と排出低減、出力の向上を実現する。新しい2・0リッター・ターボディーゼルは150hp/110kWと320Nmのトルクを実現し、燃費効率をさらに高めて出力を増大する。5段変速のマニュアルギアボックスと全く新しい自動変速装置、シボレーのコンパクト車部門で初の6段変速アプリケーションは、パワートレインのメニューを完全にする。

 シボレーは2008年上半期に欧州での売上高が23%増加し、GM欧州の急成長している主力ブランドである。クルーズの到着はこのブランドをさらに大きな成功に押し上げると予想される魅力的な新製品展開計画の原動力になる。

 シボレー欧州(本社:スイス・チューリヒ)エグゼクティブディレクターのウエイン・ブラノン氏は「われわれは欧州がこのグローバル製品を他に先駆けて導入することを誇りに思う。シボレーは常に明瞭な価値を表現してきたし、クルーズはこれまでにないやり方で公約を実現する。それはさらにデザイン、品質、素材、内側と外側の魅力的なスタイルでシボレーを再規定する。ギャップとインターフェースの組み合わせと仕上げは、欧州および世界でこの部門の新しい基準を設定する」と語った。

 クルーズはGMのグローバルな専門的技術を採用した開発プロセスの産物であり、世界クラスの品質を提供する新しいコンパクト車ファミリーの最初の製品である。この車はすべての主要な衝突安全評価で予想される最高得点で支援されるだろう。

 シボレー・クルーズは2009年3月に欧州で発売され、その後、地域仕様のエンジンの選択肢を用意して他のグローバル市場でも販売される。


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