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東芝が音声符号化のG・729加入、ライセンス管理のシプロ発表

 【モントリオール(カナダ)21日PRN=共同JBN】音声符号化国際標準であるG・729コンソーシアムの特許プール・ライセンス管理者であるカナダのシプロ・ラボ・テレコム(Sipro Lab Telecom、以下シプロ)は 21日、東芝がG・729コンソーシアムに加入したと発表した。

 G・729コンソーシアムはこれで、この国際電気通信連合・電気通信標準化部門(ITU-T)標準規格に準拠するフランステレコム、三菱電機、日本電信電話(NTT)、シェルブルック大学、東芝というすべて音声符号化と処理ソリューション分野の業界リーダーにとって基本的な知的財産権(IPR)を代表し、共にプールすることになる。

 シプロはこれから、世界的基盤でG・729技術に関連する5大電気通信イノベーターのIPRポートフォリオを代表することになる。シプロのキャサリー・ベシャンプ副社長(ライセンス担当)は「特許プールのライセンスに東芝を加えたことは、G・729コンソーシアムが代表するIPRのすべての現行および将来のライセンスに付加価値を付けることになり、コンソーシアムのライセンス機関であるシプロを通じて、基本的な特許のより包括的プールに対する唯一接触先となるだろう」と語った。

 シプロとG・729コンソーシアムは、現在ある特許プールのライセンス条件とライセンス価格を保持することに合意しており、東芝の基本特許の価値を付加して、電気通信業界によるこの実証済みの音声符号化ソリューションの引き続く利用を緩和することになる。

 ▽G・729について
 国際電気通信連合(ITU)承認済みの勧告であるG・729標準規格とその付属文書は、低ビットレートの音声符号化ソリューションを電気通信業界に提供する。G・729は今日の市場にあって、質の高いサービス、信号遅延、帯域幅が重要となるVoIPゲートウェー、IPフォン、ビデオ会議と電話会議、ユニファイド・メッセージング、インターネット電話、その他アプリケーションなどの機器やアプリケーションで見いだされる。

 ▽シプロ・ラボ・テレコムについて
 シプロ・ラボ・テレコムはG・729、G・723・1、G・729・1、G・711・1の各特許プールに対する特許プール管理者、ライセンス機関であり、標準規格の音声・オーディオ符号化技術に対する特許プール創設と管理に10年余りの経験を持っている。シプロの品質証明は多くの特許プールの管理、電気通信市場の深い知識、ライセンス契約完了のための時間枠の最適化に積極的に貢献する前向きの販売アプローチにおける堅実なビジネス倫理である。シプロはパートナーや顧客に対するサービスを通じて、当社が代表するテクノロジーの広範な採用に積極的に貢献する。シプロはカナダの非上場企業であり、1994年に創設され、本社はケベック州モントリオールにある。


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