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ANA、CO2削減へボーイング767-300ERにウイングレット装着

ボーイング767-300ER
ボーイング767-300ER、ウイングレット装着図(ANA)
 全日空(ANA)は11日、「エコロジープラン2008 -2011」の実現に向けて、国内航空会社としては初めて、ボーイング767-300ER型機にウイングレットを装着することを発表した。装着により1機当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を年間約2100トン削減できる。

 装着するウイングレットは長さ3.4メートル、幅4.5メートルのアビエーション・パートナーズ・ボーイング(APB)社製の部品。主翼の先端に装着され翼長(片翼)は約1.65メートル延長される。

 この装着により飛行中に発生する翼端抗力が抑制され、長距離運航するボーイング767-300ERでは約5%の燃費が向上され、1機当たりCO2排出量を年間約2100トン削減できる。全日空によれば2008年度導入予定の2機を含め計16機にウイングレットを装着する計画になっており、2009年度以降で順次改修を行う予定としている。

 全日空は早くから燃料効率の良い新鋭機、ボーイング787、メートルRJの導入を決め、運用面でも機内搭載品の軽量化や着陸制動時のリバースアイドル使用など、CO2削減策を実施している。2007年度は1990年度対比で座席キロ当たり11.4%のCO2削減を実現している。


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