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佐伯祐二氏=日本鋲螺(株)

佐伯祐二氏=日本鋲螺(株)に関する情報
佐伯祐二氏(さえき・ゆうじ=昭和45年6月18日生)。平成21年入会。平成11年入社。16年常務取締役に就任。会社は昭和14年創業。現住所は大阪府東大阪市吉田4-4-32。

 同社は、冷間圧造の六角ボルトメーカー。伸線加工設備も備えた一貫生産システムにより、コスト低減と安定供給力を保有しているのが特長。創業当時大手商事に務めていた先代・岩本利一氏が、釘の卸問屋として「岩本製鋲所」の創業を行い、併せて製鋲も始める。その後商事部門を設けねじの販売に進出し昭和28年には現会社を設立してねじの製造に参入した。戦後復興による国土開発等の反映からボルト需要が高まり、安定供給を目的に冷間圧造方式を採用、呼び径M16ボルトの量産化に成功した。50年ごろには神戸製鋼所から素材ロッドの供給を受け、現在のモデルである伸線からの一貫生産体制を確立。設備増強、工場新設などの投資を行い材料調達力に加え、製造コスト低減や、更なる供給力を高めていった。また商品センターには生産量3カ月分に相当する10万ケースの在庫を保有し小ロッド・即納対応体制を敷いている。現在は、合金鋼を使用材料に六角穴付きボルト・強力六角ボルト製品の販売拡充を推進。10・9強力六角ボルトの販売実績が好調なことと、顧客からの強い要望の声などを踏まえ、常時即納供給できる対応力強化を実施している。

 佐伯氏は入社前、大手部品メーカーに勤務し自動車用シートの営業に携わった。入社後は前職で培った経験を活かして営業、現場管理業務を経験し、平成16年に常務取締役に就任した。同社の強みである冷間圧造による技術力と一貫生産力の更なる深化を進めると共に、システムを導入した生産の合理化、在庫量の最適化を図る。半世紀以上に亘り培った技術力の伝承に力を入れると共に、社員の生活の安定化と会社の発展、顧客ニーズに応える製品づくりを両立させ、更なる事業の発展に取り組んでいる。

更新日:2010.03.04 Thursday

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K-2

 K-2(ケイ・ツー)は、関西圏のねじ製造5団体の統合合併・参画によって発足した関西ねじ協同組合の設立に伴い、それぞれの二世会として活動する水扇会とOJCが発展的な運営を目指し、平成16年に新たに設立された。メンバーは、ねじ製造業をはじめ関連する加工処理や副資材など幅広い業種から構成。各企業を承継する経営者層の育成の場として様々な事業活動を展開。業界の次代を担う人材創出への期待が寄せられている。現在の会員数は53社54名。(紙面掲載日:2010年2月17・27日号)

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