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社説 波紋

働き方改革に伴う取り組み・・・

 働き方改革に伴う取り組みが、各企業及び職場等でみられるなか、その成果となると?なにごとにもメリット、デメリットは付きもので、納得のいかない現状であるならば未だ未だ努力や改善等が足りないと思われる。

 時間、人手が充分でない環境にあって、如何にムダを省き、効率性を求め、シン シンプル、スリム化を図っていくことが解決の一つかもしれない。しかし、手間と暇を掛けなければならない内容の仕事も存在する。

 今後も働き方改革の実現に向けて試行錯誤は続くのだが、ペット同伴出勤の制度を導入した会社がある。ライフスタイルの多様化、さらには優秀な人材確保のための他社との差別化も背景に窺えるものの、ペット好きの愛〇家、飼い主にとっては留守中の余計な心配が不要になるなどから、仕事に集中できるとも聞かれる。

 職場に癒しの雰囲気が生まれるようで、作業中に机の上、パソコン画面との間を断りなしに横切られても気にならないようだ。どこまでが許容できるペットの範疇化は解らないが、その様子はまさに“目に入れても痛くない”と受け取れる。ただ、現実は刻々と時間に迫られていることに変わりはなく、働くものとっては“猫の手も借りたい”のままかもしれない。

[2019年6月17日付け本紙2475号掲載分]


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