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社説 波紋

明治150年記念イベントが・・・

 今日の日本の礎、成長及び発展に大きな貢献をした時期が明治時代とも云われている。今年は明治150年。節目の機を記念しての様々な関連イベントやセレモニーが、官民産と多彩な方面で開かれているようだ。

 先頃には、財務省が関連施策の一環に「明治150年記念貨幣」の発行を発表。五万枚が売り出される予定。蒐集家以外からの注目も高まっている。

 ただ、素材は銀、限定数量・記念など様々なプレミアムとなる要因が付加され、額面は千円に対して販売価格は九千円である。

 製作原価、価値的なことが加味されて記念貨幣では適正な価格設定であるようだが、大半は額面の9倍の価値を見出した人だけが購入するのであろう。

 とはいっても、相当な競争倍率になることが予想される。あり得ないとは思うが転売目的に買い占められ、海外のネットショップ等に出展されないことを願いたい。

[2018年6月7日付け本紙2438号掲載分]


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