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社説 波紋

昨今の公人の不祥事、不手際・・・

 叩けば埃が出るの言葉ではないが、次々と政治に関連しての不祥事、不手際等が浮き彫りになり、本来すべき国会での議論とは異なる内容に時間が費やされているようだ。

 現政権、当事者からすれば、いまに限らず何かしらはあると言いたいのかもしれない。最近は、有る無い、紛失・破棄・処分されたとしていたものが見つかった等と、存在が当然である日報について擦った揉んだを繰り返す光景が多くみられる。

 管理不十分、不都合の隠ぺいをはじめ様々な要因が考えられるものの、この状況・事態に対して作成者の気持ちはどうなのであろうか。仕事の一つに提出、真実の報告にもかかわらず、最後の最後において責任を全て負わせられる結末にならなければ良いが…

 民間企業にとっての日報は、外回りするセールスの行動管理に用いる手法等の一面もあるが、貴重な情報資源、社内公開を通じた情報の共有化等で、有効的活用の基に業務への反映及び成果例も聞かれる。

 相変わらずの温度差で締め括ってしまうこともできる。以前、民間で出来ることは民間に―との改革の言葉あった。民間の取り組みをお手本とする意味は含まれていなかったようだ。

[2018年5月7日付け本紙2435号掲載分]


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