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社説 波紋

暑さに加えて厄介な黄砂までが・・・

 段々と強くなる陽射しから汗ばむことも多
くなり、洗濯の回数が比例して天候を気にする日、時も増えているなんてことはないであろうか。

 見上げれば雲一つない晴天、降水確率ゼロ%、絶好の洗濯日和、何よりも優先でと思いきや、お隣さんから黄砂という厄介な代物(シロモノ)が空から大挙して押し寄せてきている。

 もちろん、招かざる客であるのは間違いなく、両手を広げるどころか、目・口・鼻に加えて耳までも塞がなくては酷いことになる場合も。いまや日本への飛来、飛散する範囲は全国とも云えるべき状態で、その傾向は量も含めて今後も拡大し続けるとの見方も。

 何にも云わずに飛んで来るのも困ったものだが、そのお隣さんは飛ばす!飛ばす!と物騒なモノを散らつかせている状態。更には宇宙空間に漂うスペースデブリの数が増え続けて、我々の生活を脅かす大きな問題に。

 3年前には防衛省が宇宙ゴミから衛星を守る目的で宇宙部隊発足の方針を打ち出した。当面、空を見上げる機会は増えて目が離せない。天使が舞い降りてくる日は何時のことになるのだろうか。

[2017年5月17日付け本紙2400号掲載分]


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