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社説 波紋

PM2・5

 PM2・5。大気汚染の原因物資とされる浮遊粒子状物質SPMよりもはるかに小さく、呼吸器系の奥深くまで入りやすいために肺がんや喘息、気管支炎を引き起こす危険性がある。

 人体に多大な影響を与えるものとして危惧され、連日、隣国の首都ではこの有害物質の発生を抑えきれずに深刻な問題となっている。サッカーの試合に訪れた世界的有名選手は、練習中にときおり口や鼻を塞ぎ、その息苦しさに耐えかねて早退する場面もみられた。

 起源要因は自然も一部にあるが、ばい煙流出施設や自動車・船舶等の移動によるもの、塗料・印刷インキ・接着剤等使用でのVOC(揮発性有機化合物)発生などと、人為的なことが大半を占める。

 様々な対策も巨大すぎるために決定的な効果は未だにみられない。風向きによる飛来の心配だけと思われるかもしれないが、国内には“対岸の火事”では済まされないことがあるのを忘れてはいないであろうか…。


[2014年10月17日付け本紙2307号掲載分]


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