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社説 波紋

個々の競い合いと同時にチームワーク

 オリンピックで獲得したメダルの評価の仕方も国によって異なるようで、たとえばアメリカでは国別の金銀銅トータル獲得数への関心が高いと聞く。

 今回のロンドン五輪では日本の金メダルは少なかったがトータルでは上位に入る。競泳陣が頑張ったのは古橋広之進氏の「個人競技であってもチームワークが大事」という指導が実ったとの報道があった。ハイレベルな記録を出した選手を揃えながら不振に終った過去の大会を反省しての指導だというが、スポーツでも企業経営でも、個々の競い合いと同時にチームワークの涵養も大事だ。

[2012年8月17日付け本紙2229号掲載分


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