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<ねじ需要産業動向>3月鉱工業生産が最大15%低下、震災の影響

 【ねじ・ネジ・業界紙】 我が国の機械工業生産は昨年来、回復をみせてきたが、経済産業省が4月28日に発表した3月の鉱工業生産指数(速報値、2005年=100、季節調整済み)は前月の97.9から15.3%低下の82.9へと過去最大の落ち込みとなった。低下幅は、リーマンショック後の09年2月に記録した8.6%を大幅に上回った。

 同省では「3月の鉱工業生産は東日本大震災の影響により急激に低下した」、と前月の「生産は持ち直しの動きで推移」としていた基調判断を下方修正した。しかし先行きについては「回復してくる見込みである」とし、製造工業生産予測調査では3月が3.9%の上昇を、5月は2.7%の上昇をそれぞれ見込んでいる。

 鉱工業生産指数は昨年10月の92.4から、ll月は93.9、12月は96。2、今年1月も同様の96、2、2月が97.9とこの6ヵ月間は着実な回復をみせていたが、3月lI日の大震災の発生と巨大津波により機械工業界も多大な影響をうけ、自動車メーカーの全社が生産一時休止に追い込まれるなど、この大震災の日以降機械工業生産はかつてない大幅な減産を余儀なくされることとなった。

 前月比生産が低下した業種は16業種すべてにわたっており、一般機械工業(半導体製造装置、はん用内燃機関、ショベル系掘削機械など)だけが前月比低下したものの前年同月比では7.0%増となった。繊維工業も前年同月比では2.6%増。機械関係では、輸送機械工業(普通乗用車駆動伝導・操縦装置部品等)の低下が最も大きく前月比46.4%減、一般機i械工業は14.4%減、精密機械工業12.9%減、電気機械工業10.3%減、情報通信機械工業7.8%減などとなっている。

【2011年5月号】

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