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日立と新神戸電機、NEDOの大規模蓄電システム開発事業に参画

 日立製作所と新神戸電機は30日、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」の公募に共同で応募し、実施先として採択されたことを発表した。

 気象に左右されやすい風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入時においては、電力の安定供給のため、電力系統の電圧および周波数の変動を抑制する必要がある。この事業では、その対策として、基幹系統内に大規模な蓄電システムを設置して、余剰電力の吸収や周波数変動の抑制が可能な、安全で低コストかつ長寿命な蓄電デバイスおよび蓄電システムの開発を行う。

 具体的には、新神戸電機は、自社の保有する長寿命な鉛蓄電池の改良等を行い、入出力特性と寿命特性に優れた蓄電デバイスの開発を行う。また、日立は、自社の持つ優れた電力制御技術を駆使して、電力系統内に設置する複数の蓄電デバイスを組み合わせた蓄電システムの最適な構成の検討とその運用技術の開発を行い、安全で低コストかつ長寿命な電力安定化用の大型蓄電システムを開発する。

 さらに両社は、これらの開発成果をもとに、メガワット規模の電力系統の実証試験を2016年2月末まで実施する。


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