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カノパス社のStatC、鳥インフルエンザ治療に効果

 【ロサンゼルス、広州21日PRN=共同JBN】国際的に有名な鳥インフルエンザ専門家が21日、同研究チームが行った実験の結果を「有望でエキサイティングだ」と認めた。この研究は新しいスタチン/カフェイン複合薬「StatC(商標)」がマウスでのH5N1、H1N1、H3N2の治療、予防で印象的な効果があることを示した。
 中国広州の孫逸仙(孫文)大学公衆衛生学部のジアハイ・ルー博士は鳥インフルエンザの分野で広く論文を発表しており、過去2年間は抗ウイルス薬候補 StatCの潜在能力を発見、特許を取得した米国のカノパス・バイオファーマ(Canopus Biopharma)(OTCPK:CBIA)のためにこの画期的な化合物を研究している。

 同博士は「病原性の高いH5N1鳥インフルエンザが世界的に広がっているため、世界保健機関(WHO)はこのウイルスが将来ヒトからヒトに伝染する可能性について深い懸念を示している。さらに、承認されている2種の抗インフルエンザ剤-オセルタミビル(商品名タミフル=登録商標)とザナミビル(商品名レレンザ=登録商標)-に対する耐性の発生と適切なワクチンの欠如のため、新しい抗ウイルス薬開発の必要性が増大している。したがって、この革新的な抗ウイルス薬候補の臨床前研究に携われることを喜んでおり、この分野でのカノパスとの協力を続けたいと考えている」と述べている。

 同博士とその同僚たちは3種のインフルエンザ菌株-H5N1(鳥インフルエンザ)、H1N1(スペイン風邪)、H3N2(香港風邪)-について StatCの動物での研究を幅広く行っている。StatCは米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた2種の化合物の複合薬であり、カノパスがインフルエンザの予防、治療用に再処方した。オセルタミビルとリバビリンはこの研究で陽性対照薬として使われた。H5N1モデルでは、StatCはH5N1感染の症状を予防、緩和し、マウスの肺の損傷と肺内でのウイルスの複製を阻害し、予防、治療の両モデルでオセルタミビルと同様に効果があった。StatCを鼻腔スプレー投与されたこのグループで陽性のウイルスが検出された動物はいなかった。同様に、StatCはH3N2、H1N1両ウイルスに対しても同じ結果を示した。

 ルー博士は「これらの結果に勇気づけられている。この研究で使われたのよりもスタチンの投与量が多ければ、さらに大きな効果をもたらすことも可能だろう。またStatCは予防的に投与した方が効果があるようにみえる」と語った。現在の前向きの結果から、カノパスは医薬品会社や流行の際により経済的で全般的な治療を自国民に提供することに関心のある政府保健機関と共同開発協定、ライセンス取り決めを結ぶことを目指している。

 広州のインフルエンザ研究の最前線で、ルー博士はスタチン/カフェイン複合薬の相乗効果特性をさらに調べられる立場にある。博士はさらに「現在入手できるほかの抗インフルエンザ薬と比較して、この化合物の潜在能力を調べることにも興味がある。インフルエンザとの戦いですぐれた、低コストの量的に十分な代替薬に対する世界的な必要性が大きいことは明らかだ」と語った。StatCは最も毒性の強いインフルエンザ菌株に対して効果が大きいことは証明されているが、毎年起こる致死性でないヒト型のウイルスにたいしても非常に効果があることを指摘しなければならない。

 FDAが承認したオセルタミビル(商品名タミフル)は成人、子どものインフルエンザの予防、治療ように承認された有力な処方薬である。重要な垂直型市場分野向けの世界的に有力なオンラインデータ、分析、予測プラットフォームのプロバイダーであるデータモニターは、インフルエンザ治療に対する世界市場の需要は2010年までに3億7000万回投与分まで拡大し、市場規模は約37億ドルに達すると予測している。
 カノパスのStatC開発戦略には米国、中国内の幅広い研究機関と提携した動物実験の継続が含まれている。次のステップではフェレットによる動物実験で致死的なインフルエンザ菌株を使ってStatCの効果を調べる予定である。これが完了すればカノパスの臨床前研究結果はFDAの規則を満たすことになり、 StatCは流行時に備えた政府の備蓄用に入手できるようになる。

 ▽カノパス・バイオファーマ社(Canopus BioPharma, Inc.)について
 カノパス・バイオファーマ(OTCPK:CBIA)は、感染症、放射線照射保護、がん、麻薬中毒の分野で最も安全で最もコスト効率がよく、効果のある医薬製品とアッセイ方法の提供に専念している。革新的な科学、実証済みの研究、開発のリーダーシップ、優れた製品と化合物を持つカノパスは2001年以来、健康管理の新時代の市場動向設定者になることを約束してきた。さらに、同社はアッセイ方法、医師、患者、研究者向けの能力モニター、特に食品チェーン保護アプリケーションの能力モニターに進歩と改善のユニークな道筋を提供する新しいラクダ抗体製品開発の世界リーダーである。オーストラリア、南アフリカ、アイルランド、米国にスタッフを置いている。同社に関する詳しい情報はhttp://www.canopusbiopharma.com.へ。


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