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たかがお箸。されどお箸。

 コンビニやスーパーでもらえる割り箸って、実は身体に毒なんですよ。ご存知でしたか? 無料だし便利だな〜くらいにしか思っていなかったのですが、漂白剤や防カビ剤などが製造過程で使われているのです。たまに使用するなら問題ないと思いますが、毎日身体の中にその様な化学物質が入ると思うとゾッとします。

 それを気付かせてくれたのは、とある精進料理店。店主こだわりの『一位箸』を使用した時から、私のお箸に対する意識がガラリと変わりました。

 一位(イチイ)とは、がん治療などにも通用する生薬としても使われる針葉樹の高木です。光沢があって美しく、工芸品、机の天板、鉛筆などにも使われるそう。そのお店では、お客様にお箸を持ち帰ってもらって日常で使ってもらっているそうです。実際に私も一位箸をお土産に頂きました。口に入れる物だからこそ安心安全なものが良いに決まっています。それに加え、外見中身ともにちゃんとした箸を使う事で普段の料理とより向き合って欲しい、そんな店主の心を感じ、とっても素敵だなぁと思ったものです。

 日本では、鎌倉時代になると食事作法が決められ、食事を提供するお膳が一般的となりました。このお膳には箸が添えられている為、箸の数え方が「膳」になったと言われています。お箸って掘り下げると本当に深くて……、作る材質や呼び方だけではない。日本人ながら、日本文化って面白いと思います。箸を使うときには、箸をできるだけ汚さないように使うなど、マナーのアレコレまであって大変です。

 刺し箸、迷い箸、寄せ箸、ねぶり箸、にぎり箸、渡し箸、移し箸、涙箸、探り箸、返し箸、二人箸……。ざっと書き上げただけでもこれだけ多くタブーが存在するとは!
 
 日本人に生まれた以上、お箸は切っても切り離せない道具。『食べる』という行為は日常生活で繰り返され、使いこなせないと恥ずかしい思いをする事もありますよね。大人になってからの方が、見られているのかも……。

 ひとり簡単に食事を済ませる時や急いでいて時間が無い時、箸置きに箸を置く間もないのでは? 箸置きが無いこともありますが、皿に置いてしまうと「○○箸」ですよ!

 さて、○○に入る文字は何でしょうか?





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