No windows, no stress
なかなか、見つからない。お気に入りで、何度も行きたくなるような飲食店。
お気に入りはやっぱり銀座界隈になる。――何故だろう。
そこで私、ちょっと実験に銀座以外の寿司屋とフレンチを新規開拓してみたんです。老舗から独立した料理人の新店や、赤酢が売りの熟成魚が出る寿司屋。……評価と価格帯を見て自分の好みそうな十店舗程を廻りましたが、無かったですね、行きつけにしたいお店は。
私は食事をゆったり愉しみたいタイプなので、フレンチで言うグランメゾンや、イタリアンで言うリストランテも好きです。こういったお店は銀座には多くて、やはり自分が好きなお店は決まっています。しかし今回「シェフの腕が良いなぁ!」と舌を唸らせてくれるようなお店でも通おうとまでは思えなかった。ここ!というお店が見つけられなかったのは味の問題ではないのでは?……ふと顧みた訳です。そして気が付きました。行ってみたお店には『窓』があった。あれがいけなかったのだ、と。「窓があった……、どういう事?」そう思われますよね。説明すると、寿司屋は然り、玄関が暗証番号になっている会員制のバーも、舌を唸らせてくれるようなレストランも、アフタヌーンティーが楽しめるちょっとお高めのカフェも、私が良いと思っている銀座のお店は地下にあるんです。夜のクラブも窓が無いお店がほとんどですよね。それって�猗麁�常�瓩魃藹个垢覦戞�だからどの高級クラブも内装に拘る訳です。そうか、だったら食事処もそこまで意識を汲んでくれる店に行けば良いんです。目に映る景色って想像以上に大事です。貧相な景色はマイナスポイント。逆を言うと、都内から外れたら土地代が安い分リーズナブルだし、交通の便の悪い場所でも、一軒家や高層ビルのお店で、素敵な眺望だと「来た甲斐があったなぁ」って思えます。美味しければ美味しいほど空間がいまいちだと残念に思えてくる。私は食事のコラムを書くときは大概ランチに行くので夜景やその店の照明で雰囲気を誤魔化される事が無いから尚更なのです。窓のあるお店なら昼間の自然光の視界も重要視します。いくら美味しくても視界こそ味に影響します。最近、新規開拓する上で、味以外の要素もある事を痛感しています。雰囲気でも料理の味が変わるという事実、ちょっと意識すると、面白いと思いませんか?
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- No windows, no stress 2023.12.07 木曜日



