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小池安雲の色の魅力

第67章

 梅雨かと思えば豪雨や猛暑が続くという、不安定な天気が続きますね。豪雨災害に胸を痛めています。自然に対して私は無力ですが、「バースカラーを知って→募金。」という募金活動を2011年から行っています。「自分のことをちょっと知りたい、でも、自己診断にお金をかけるのなら募金をしたい」という方々に向けた内容です。私のホームページに案内記事を再掲しましたので、ご興味のある方はぜひご一読いただければ幸いです。
(記事URL: http://wp.me/P47h7p-2st)

 さて、この天気とともに私の体も不安定で、珍しく体調を崩してしまいました。健康だけが取り柄なので、丸二日間をほぼ寝たきりで過ごしたのは久しぶりです。

 フリーランスになって8年ほど経ちますが、学歴もなければコネもなく、スキルもそこそこという私にとって、とにかくやり続けることだけが唯一の道でした。信頼を積み重ねるために、求められたら求められた分、もしくはそれ以上のものを返さなければという想いでいっぱいでした。しかし、頑張ったからといって必ず結果が出るとも限らず、最近は白髪をよく見つけるようになりました。(年齢のせいかもしれませんが、それはそれでショックです!)

 そんななか、この二日間を寝て過ごしたことにより、ふと立ち止まって考える機会を得ました。

 信頼を積み重ねる色はグリーン。グリーンは植物に例えられる通り、水をやっても一日で枝が伸びることはありません。土壌があって、水があって、日光があって、なおかつ時間があってはじめて成長します。コツコツと根を張り、強く大きくなっていくのです。

 ただ、グリーンにはもう一つのキーワードがあります。それはリズムです。季節が巡るように、植物にもリズムがあります。常に花を開かせているわけではないんですよね。休息も必要です。

 さらに、成長した植物は、放っておくと根詰まりします。上に枝を広げようと思っても、根が詰まっているとそれ以上の成長は難しいのです。これは、グリーンの「安定」が「頑なさ」になってしまう瞬間です。

 大きく成長したければ、たまに休息を取ったり、土台をリフレッシュさせましょう。私もゆっくり休んで心機一転頑張ります!

 ここで、いつものワンポイントアドバイス。休息イコール自堕落ではありません。「のんびりしすぎて社会復帰がつらくなった」なんてならないよう、グリーンの使いすぎにはご注意あれ!


2017年7月17日付・第2406号紙面より


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